椋木蓮

椋木 蓮（むくのき れん）

椋木蓮は、2000年1月22日生まれで、山口県山陽小野田市出身のプロ野球選手です。投手としてオリックス・バファローズに所属し、右投げ右打ちの特徴を持っています。彼は、その投球技術と成績で注目を集めている若手選手の一人です。

経歴

プロ入り前

椋木は本山小学校1年生の頃に本山ベアーズで野球を始め、高川学園中学校では高川学園リトルシニアでプレーしました。彼の高校時代は、高川学園高等学校で2年生の夏に第98回全国高等学校野球選手権大会に出場するなど、印象深いものでした。しかし、チームは初戦で敗退し、この大会には登板しませんでした。その後、秋からエースとして活躍するも、3年生の夏には山口県大会で下関国際に敗れました。

高校を卒業後、椋木は東北福祉大学へ進学しました。そこで、元プロ野球選手である大塚光二監督の指導の下、4年間を過ごしました。大学では主に救援投手として試合に出場し、2年目には右肩の手術を受けるなど苦労もありました。しかし、2020年にはリーグ戦でのMVPに選ばれるなど、着実に成長を続けました。最終年には自己最速の154km/hを記録し、2021年9月にはプロへの道を開くための志望届を提出しました。

プロ入りとオリックス時代

2021年10月、ドラフト会議でオリックス・バファローズから1位指名を受け、契約金は1億円となりました。彼のプロ生活は期待に満ちたものであり、背番号15を背負い新たなスタートを切りました。

2022年シーズン開始時、椋木は春季キャンプで左内腹斜筋の筋損傷に悩まされますが、4月に無事に実戦復帰を果たします。そして7月7日の埼玉西武ライオンズ戦ではプロ初登板を果たし、6イニングを無失点という素晴らしい成績を残し、初勝利も飾ります。その後の試合ではノーヒットノーランを逃したり、9月には右肘の違和感により緊急降板するなど波乱のシーズンを経験しました。シーズン終了後にはトミー・ジョン手術を受け、2023年はリハビリに専念しました。

2024年になると、椋木は春季キャンプから実戦登板を重ね、成績に再び磨きをかけていきます。3月13日の東北楽天ゴールデンイーグルスとのオープン戦では良好な投球を見せ、翌日に支配下登録されました。その後、4月20日の中日戦では5回無失点と活躍し、一軍に合流しました。

選手としての特徴

椋木蓮は、彼の投球スタイルが注目されています。最速154km/hの直球に加え、鋭く変化するスライダーやカーブ、チェンジアップを駆使します。また、フォーク、カットボール、ツーシームも操り、特に安定した制球力が評価されています。大学時代には監督から「ムック」という愛称を受けており、同世代の選手たちからも親しまれています。

椋木の今後の活躍に多くのファンが期待しており、彼が成し遂げるこれからの成果に目が離せません。

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