横浜みなとみらいスポーツパーク

横浜みなとみらいスポーツパークは、かつて神奈川県横浜市西区のみなとみらい地区に存在した多目的球技場です。2006年7月に開設され、公益財団法人横浜市体育協会が運営主体でした。約10年間、地域住民やスポーツ愛好家に利用されてきましたが、2016年3月31日に一旦運営を終了しました。しかし、その後も期間限定で暫定的な運営が2017年11月30日まで続けられました。

施設の概要

このスポーツパークは、みなとみらい地区の60街区に位置し、J1リーグの横浜F・マリノスの練習場「マリノスタウン」に隣接していました。人工芝のピッチは日本サッカー協会公認で、プロの試合から地域のスポーツイベントまで、幅広い用途に対応していました。マリノスの下部組織の練習にも利用され、マリノスタウンと一体的に活用されることもありました。

この施設は、当初から恒久的なものではなく、暫定的な利用を目的としていました。マリノスタウンと同様に、開設から約10年を目処に横浜市に土地を返還することが前提でした。当初の借地契約期間は2015年3月まででしたが、その後は1年ごとに更新されていました。しかし、横浜F・マリノスのチーム機能がマリノスタウンから完全移転することに伴い、2016年3月末で運営を終了することになりました。現在、横浜市は、マリノスタウンの敷地と合わせて、返還後の60・61街区を大規模な集客施設として再開発する方針です。

閉鎖後の暫定運営と跡地開発

横浜市は、隣接するマリノスタウンの61街区や海側の62街区を含む60～62街区の開発事業者を2015年8月から公募しました。その結果、2016年3月に61街区の一部で「横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール」の移転プロジェクトが決定しましたが、残りの部分（当施設を含む）の開発計画は先送りされました。

そのため、施設は一旦閉鎖されたものの、2016年5月1日から期間限定で暫定運営が再開されました。当初は2017年3月31日までの予定でしたが、最終的には同年11月30日まで延長されました。この間、施設のグラウンドに加えて、隣接する旧マリノスタウンのグラウンドの一部も利用可能となりました。

その後、2017年1月から再度、60～62街区の残存区画の開発事業者が公募され、当施設の跡地を含む60・61街区の一部は、ケン・コーポレーションが主導する音楽アリーナ（K[[アリーナ横浜]]）やホテル、オフィスビルなどの開発が決定しました。この開発は、みなとみらい地区の新たなランドマークとなることが期待されています。

主な施設

以下は、施設が運営されていた当時の主な設備です。

人工芝フィールド: 110m×72m
収容人数: 336人（全席座席）
照明設備: 200ルクス
クラブハウス
更衣室
シャワールーム
ロッカールーム
会議室
駐車場
バイク置場
自転車置場

所在地・交通

所在地:
神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目2-1

交通:
横浜高速鉄道みなとみらい線 新高島駅4番出口（臨港パーク口）から徒歩約7分
横浜駅東口から徒歩約15分
桜木町駅から観光周遊バス「あかいくつ」で「マリノスタウン前」下車


現在、横浜みなとみらいスポーツパークの跡地では、新たな開発が進められています。かつてのスポーツ施設としての役割は終えましたが、その跡地はみなとみらい地区の発展に貢献していくでしょう。

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