水口酒造

水口酒造

水口酒造は、愛媛県松山市に位置する企業で、日本酒製造を中心に、化粧品や食品など幅広い事業を展開しています。道後地区で唯一の造り酒屋として、地域に根ざした活動を行っています。

概要

創業以来、伝統的な製法を守りながらも、革新的な技術を取り入れています。特徴的なのは、創業時から採用しているジャケット式仕込みタンクです。タンクの周りに冷水を循環させることで、もろみの温度を徹底的に管理し、高品質な酒造りを行っています。この技術へのこだわりが、水口酒造の味を支えています。

沿革

1895年（明治28年） - 初代水口大七郎が創業。日本酒ブランド「仁喜多津」の製造を開始。
1930年（昭和5年） - 製氷業を開始。
1984年（昭和59年） - 不動産事業を開始。
1996年（平成8年）6月 - 地ビール製造の免許を取得。
1996年（平成8年）8月 - 「道後ビール」を発売。
2002年（平成14年）10月 - 化粧品事業に参入し、「道後美水」を発売。
2005年（平成17年）4月 - 焼酎乙類製造免許を取得。
2005年（平成17年）6月 - 焼酎「刻太鼓」を発売。
* 2005年（平成17年）12月 - 食品事業に参入し、「じゃこ天」を発売。

ブランド

仁喜多津

創業の年に誕生した日本酒ブランドです。ブランド名は、万葉集の額田王の句に由来し、「仁愛と喜び多き津渡」という願いが込められています。伝統的な製法で丁寧に醸された、奥深い味わいが特徴です。

道後ビール

1996年（平成8年）に発売された地ビールです。愛媛県を代表する県産品として知られ、中四国地区ではトップクラスの販売実績を誇ります。多様な種類があり、それぞれ異なる風味を楽しめるのが魅力です。

文化財

店舗兼主屋は1917年（大正7年）に建築された木造2階建ての建物で、2016年（平成28年）に国の登録有形文化財に登録されました。歴史を感じさせる風格ある建物は、道後の街並みに調和し、地域の景観を豊かにしています。

外部リンク

水口酒造ホームページ

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