水瀬藍

水瀬藍

水瀬藍（みなせ あい）は、日本の漫画家です。広島県に生まれ、6月3日生まれ、血液型はB型。

主に小学館の発行する少女漫画誌『Sho-Comi』で活躍しており、読者の心を掴む恋愛模様を描いています。

来歴と人物

漫画家としてのキャリアは、少コミ漫画アカデミアでの銀賞受賞から始まりました。プロデビュー作は、2006年に『Sho-Comi』増刊号に掲載された読み切り作品「Mistake!」です。翌2007年には、『少女コミック』（現『Sho-Comi』）にて「あなたへのクレッシェンド」で初の連載を開始しました。

同じく漫画家である種村有菜氏とは、投稿時代からの長きにわたる親交があります。種村氏の初期のレギュラーアシスタントも務めており、その繋がりは深いものがあります。また、水瀬氏とアシスタント仲間であった浅野伽々氏は、かつて合同で同人サークル「Strawberry Lunch」を運営していましたが、水瀬氏の商業デビューに伴い活動を休止しました。さらに、種村有菜氏の連載デビュー作『イ・オ・ン』に登場するキャラクターの一人、「水瀬藍」の名前は、水瀬氏本人が由来となっているというエピソードも知られています。

自身の作風については、「純愛」を描くことを特に大切にしていると語っています。登場人物たちのひたむきで一途な恋心は、多くの読者の共感を呼んでいます。

これまでの作品の中でも、特に人気を博したのが『なみだうさぎ〜制服の片想い〜』と『ハチミツにはつこい』です。これらの代表作は、それぞれ単行本累計発行部数が200万部を突破しており、その人気ぶりが伺えます。

作品リスト

特記がない限り、小学館のフラワーコミックスより刊行されています。

あなたへのクレッシェンド（『少女コミック』2007年15号 - 同年17号、全1巻）
37℃のボーイフレンド（『少女コミック』2007年21号 - 同年23号、全1巻）
だから、俺にしなよ（『sho-comi』2008年6号 - 同年16号、全2巻）
センセイと私。（『sho-comi』2008年19号 - 2009年14号、全4巻）
なみだうさぎ〜制服の片想い〜（『sho-comi』2009年17号 - 2012年5号、全10巻） - 累計200万部突破のヒット作。
なみだうさぎ〜制服の片想い〜桃花に学ぶ愛され力
ハチミツにはつこい（『sho-comi』2012年11号 - 2015年8号、全12巻） - 累計200万部突破のヒット作。
恋降るカラフル〜ぜんぶキミとはじめて〜（『sho-comi』2015年13号 - 2017年19号、全9巻）
きっと愛だから、いらない（『sho-comi』2017年24号 - 2019年23号、全8巻）
青春ヘビーローテーション（『sho-comi』2020年5号 - 連載中、既刊16巻） - 2023年2月時点での情報。

オムニバス作品（参加作品）

先生〜これが、恋ですか?〜
放課後、キミと恋をして。
女の子は恋をすると妄想しちゃうんです。
好きって言えない。
先生second〜これが、イケナイ恋ですか?〜
ぜんぶ、キミとはじめて〜幼なじみ アンソロジー〜

その他の活動

漫画執筆の他にも、様々な分野で活動しています。例えば、アニメ『ツキウタ。 THE ANIMATION』の第11話ではエンドカードのイラストを担当しました。

また、メディア出演経験もあり、2022年5月20日放送のテレビ朝日系『タモリ倶楽部』では、スクリーントーンの使用技術を持つ漫画家としてゲスト出演しました。さらに、2023年2月10日放送のNHK Eテレ『浦沢直樹の漫勉neo』にも出演し、自身の創作スタイルや技術について語っています。

水瀬藍氏は、純粋で切ない恋心を描き続け、多くの読者から支持を得ています。今後のさらなる活躍が期待される漫画家です。

外部リンク

＋うさぎと小鳥＋ - 本人によるブログ。
『Sho-Comi』漫画家情報 (リンク先)
STRAWBERRY LUNCH (リンク先) - 浅野伽々氏との合同ブログサイト。
水瀬藍 (@namidausagi) - X（旧Twitter） (リンク先)
* あいすた【水瀬藍情報アカウント】 (@wildberry325) - X（旧Twitter） (リンク先)

（注：外部リンクの具体的なURLは情報に含まれていないため、「リンク先」と表記しています。）

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