水野弘道

水野 弘道（みずの ひろみち）

水野弘道氏は、1965年9月28日に岐阜県多治見市で生まれた日本の著名な投資家です。彼は、様々な国際的な役職を歴任し、経済や金融の分野で重要な影響を与えています。水野氏は、イギリスのプライベート・エクイティ・ファンドであるコラーキャピタルのパートナーや、京都大学iPS細胞研究所の特任教授といった役職を持つほか、年金積立金管理運用独立行政法人の理事兼最高投資責任者としても知られています。

学歴と早期のキャリア

水野氏は、岐阜県立多治見北高等学校を卒業後、1988年に大阪市立大学法学部を修了し、住友信託銀行に入社しました。その後、1995年にノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院を修了し、経営に関する幅広い知識を得ました。2003年にはコラーキャピタルのパートナーとしての道を歩み始め、国際的な投資の舞台でその名を馳せます。

学術・公的な役割

2012年には京都大学iPS細胞研究所の特任教授に就任し、2013年からは大阪大学での教授職やアドバイザーとしての活動を行うなど、学術界でもその影響力を発揮しています。また、年金積立金管理運用独立行政法人においては、運用委員会の委員として社会的責任投資の推進に関与し、2019年には再任されました。このように彼の活動は、教育と社会貢献を兼ね備えています。

企業・国際団体との関わり

水野氏はジャフコ、東京海上キャピタル、アドバンテッジパートナーズのアドバイザーとしても活動しており、多くの企業において経営指導を行っています。さらに、テルアビブ大学大学院でのシニア・フェローや、近畿大学世界経済研究所の客員教授となるなど、国際的な視野を広げています。国際連合の責任投資原則協会の理事や、内閣官房健康医療戦略参与としても活躍し、様々な社会的課題に対する解決策を模索しています。

テスラ社外取締役就任

2020年にはテスラの社外取締役に就任し、6778株のストックオプションを得ました。この取り決めにより、彼は株式を761ドルで購入する権利が与えられることになりました。さらに、2020年6月には追加で16668株のストックオプションが付与され、彼の役割はさらに重要なものとなりました。この間、経済産業省の参与としても活動し、菅政権下で探求されたEV化の推進に寄与しました。

最新の役職

2023年には再びライブワイヤー・グループの社外取締役に就任し、同年中にMSCIの最高経営責任者特別顧問も務めています。これにより、グローバルな経済環境において重要な戦略を策定し、実行する立場に立っています。

著書

水野氏は、投資や経済に関する著書も執筆しており、特に『海外投資家の目から見た日本の「成長」』や『決断という技術』等は、彼の豊富な経験に基づく貴重な知見を提供しています。

水野弘道氏は、国際的な投資家としての経験を生かして、日本国内外の様々なプロジェクトに関わり、次世代への影響を与える重要な存在となっています。

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