河村説人

河村 説人選手のプロ野球人生

河村説人（かわむらときと）は、1997年6月18日生まれのプロ野球選手で、北海道勇払郡鵡川町（現在のむかわ町）にルーツを持ちます。彼は右投げ右打ちの投手であり、千葉ロッテマリーンズに所属しています。親しみを込めて「とっきー」と呼ばれる愛称もあります。

経歴

プロ入り前

河村選手は、むかわ町立鵡川中央小学校の3年生の時に「鵡川ジュニアファイターズ」で野球を始めました。その後、むかわ町立鵡川中学校を経て白樺学園高校に進学します。高校3年生の夏には、彼はエースとして第97回全国高等学校野球選手権大会に出場しましたが、初戦で敗れてしまいました。

高校卒業後、彼は亜細亜大学に進学しましたが、環境を変えたいとの思いから1年の夏に中退しました。そこで右肩の痛みがあったため、大学時代は公式な試合に一度も出場できませんでした。その後、北海道に戻り、星槎道都大学に入学し、硬式野球部に所属します。

星槎道都大学では、3年秋の札幌六大学リーグで3勝を記録し、大学日本代表候補合宿に選ばれるほどの成績を収めました。この合宿では、同じ北海道の大学リーグから選出された伊藤大海選手と同室で過ごしました。4年生秋には、3勝1敗、防御率0.62という成績でリーグ優勝に貢献し、最高殊勲選手に選ばれるなど、大学でのキャリアを華やかに飾りました。

ドラフトとロッテ入団

2020年10月26日のドラフトでは、千葉ロッテマリーンズから4位指名を受け、11月24日に契約合意を交わしました。このときの契約金は4500万円、年俸は800万円とされています。ロッテでの背番号は58です。

ロッテ時代の活躍

2021年、河村選手は中継ぎとして一軍に昇格し、3月26日のソフトバンク戦でプロ初登板を果たしました。ただし、15試合で防御率6.00と結果が出ず、一時は登録を抹消されました。その後、先発として再びチャンスを掴み、7月7日にプロ初先発で5回2安打1失点の好投を記録し、初勝利も上げました。9月12日には2度目の先発登板でも2勝目を挙げ、10月6日には4連勝を記録しました。

2022年シーズンは、春季キャンプを体調不良でスタートし、その後は二軍調整が続きました。翌年の2023年は公式戦への出場が無く、10月3日に戦力外通知を受けましたが、フェニックス・リーグには参加。その後、11月には育成選手契約を締結し、球団に残りました。

2024年7月31日には再び支配下契約を結び、背番号を58に戻しました。

投手としての特徴

河村選手の投球スタイルは、192cmの長身から繰り出されるオーバースローが特長で、彼の投げるボールには角度があります。また、スライダー、カーブ、フォークの3種の変化球も投げ分けられています。ストレートの最速は150km/hで、これまでアマチュア時代とプロ入り後にそれを記録しています。

彼の今後のキャリアが楽しみであり、さらなる飛躍を期待されています。

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