浦安鉄鋼団地

浦安鉄鋼団地の概要

浦安鉄鋼団地（うらやすてっこうだんち）は、千葉県浦安市鉄鋼通りと港地区に位置する専門的な工業団地です。主に鉄鋼の流通や加工に特化しており、二つのエリアから成り立っています。一つは浦安鉄鋼第一団地（鉄鋼通り）、もう一つは浦安鉄鋼第二団地（港エリア、2期分譲部）です。広大な敷地面積は約108万平方メートルに達し、業界における重要な拠点となっています。

最寄りの交通機関としては、JR舞浜駅があり、バス停は東京ベイシティ交通の「見明川住宅」が最も近くに位置しています。また、団地の隣接地には、宿泊施設であるホテルマイステイズ舞浜もあり、ビジネス利用者にとって利便性が高い場所となっています。

沿革

浦安鉄鋼団地の歴史は1962年にさかのぼります。この年、千葉県開発庁との間で土地取得の交渉が始まります。翌1963年には、浦安鉄鋼団地への進出申し込みが受け付けられ、半年後には「東鉄連浦安鉄鋼団地組合」が設立されました。12月にはこの組合が「東鉄連浦安鉄鋼団地協同組合」に改組し、西山伝平が初代理事長に就任しました。

1964年には、千葉県と約20万坪の分譲協定が締結され、1967年には区画割当ての抽選が行われました。最初の埋立ては1968年に完了し、その後も団地の発展は続きます。1973年4月には第二団地の分譲協定が結ばれ、74社、12万6000坪が新たに利用されることとなりました。

その後も浦安鉄鋼団地の発展は続き、1981年には浦安町が「浦安市」に改組され、1987年には組合名が現在の「浦安鉄鋼団地協同組合」に改称されました。1990年には鉄鋼会館が完成し、この年にJR京葉線も開通しました。

21世紀に入っても浦安鉄鋼団地は進化を続け、特別用途地域に指定された2004年、そして2006年には浦安市による操業環境保全のための「地区計画」が都市計画に盛り込まれました。現在、181社の組合員と44社の準組合員がこの地で活動しています。

周辺交通

浦安鉄鋼団地へのアクセスは、いくつかの交通手段が提供されています。道路では、首都高速湾岸線の浦安ICからのアクセスが便利です。また、若潮通りも近くを通っており、自動車での移動がスムーズに行えます。鉄道は、JR京葉線の舞浜駅が最寄駅となっており、公共交通機関利用者には便利です。路線バスについては、東京ベイシティ交通の「見明川住宅」停留所が利用可能で、周辺地域との接続も良好です。

このように、浦安鉄鋼団地は歴史ある工業団地であり、地域経済の重要な一翼を担っています。今後の発展にも目が離せません。

もう一度検索