浦添総合病院

浦添総合病院の概要と特長

浦添総合病院（うらそえそうごうびょういん）は、沖縄県浦添市に位置する、社会医療法人仁愛会が運営する私立病院です。1981年に医療法人仁愛会沖縄浦添病院として開院し、翌年に浦添総合病院に名称を変更しました。1984年には救急病院に指定され、1990年からは24時間救急診療体制を確立し、地域住民への急病対応に力を入れています。

設備とアプローチ

2005年には新型救命救急センターを設立し、同年7月からはドクターヘリ事業「U-PITS」の運営を開始。その後、沖縄県ドクターヘリ事業に参加し、基地病院として重要な役割を果たしています。2012年からはドクターカーシステムを導入し、救急医療の迅速な提供を実現しました。ドクターカーは主に浦添市、宜野湾市、那覇市など7つの消防本部と協力して運行されており、専任の救急救命士が業務に従事しています。

医療支援と災害対策

浦添総合病院は、沖縄県立南部医療センター・こども医療センターと連携し、沖縄本島南部および周辺離島の三次救急医療体制を担っています。特に、私立病院として初めて災害拠点病院に指定されたことは、地域の医療の把握と災害時の迅速な対応において大きな意味を持っています。また、地域医療支援病院およびへき地医療拠点病院の指定を受けており、高度医療を地域に提供することを目指しています。

診療科目と制度

病院の診療科目は多岐にわたり、内科、外科、整形外科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科など、多数の専門科が揃っています。また、特定の法律に基づく指定医療機関としても機能しており、結核やがん、災害などに対応した医療機関として地域貢献を続けています。

信頼される医療機関

浦添総合病院は、医療における質の向上を図るため、全国に先駆けて院内救命士の養成に取り組んでいます。これにより、救命救急の現場で即応できる医療人材を育成し続けています。2016年度には地域の紹介率が62.3%に達するなど、多くの医療機関と連携を図りながら、信頼される医療機関としての地位を確立しています。地域医療の支え手として、さまざまな医療ニーズに対応し、安心できる医療サービスを提供しています。

もう一度検索