海田智行

海田智行について

海田智行（かいだともゆき）は、1987年9月2日に広島県三原市で生まれ、元プロ野球選手、現在は野球解説者及び指導者として活躍しています。彼は左投げ左打ちの投手で、特に多彩な変化球が持ち味です。

経歴

プロ入り前

海田は広島県立賀茂高等学校でエースとして活躍し、2年生のときには秋季中国地区高等学校野球大会に出場しました。しかし、3年生の夏に広島県予選で敗退し、高校生活を終えました。その後、駒澤大学に進学し、大学野球でも目立つ成績を収めました。1年生の時からリーグ戦に出場し、特に2年時にはエースとしてチームを牽引し、日本代表にも選出されました。大学卒業後は日本生命に入社し、野球部でさらに技術を磨きました。

オリックス時代

2011年、海田はプロ野球ドラフトでオリックス・バファローズから4位指名を受け、プロ入りを果たします。2012年には開幕一軍入りを果たし、プロ初登板を迎えましたが、初当たりには苦戦しました。年を追うごとに成績を向上させ、2013年にはプロ初勝利を挙げました以降は中継ぎとしても活躍、最も多く登板した年では48試合に出場し防御率も良好でした。

シーズンが進むにつれて、怪我や手術を経て登板数は減少しましたが、2019年には自己最多の55試合に登板し、セットアッパーとして防御率1.84の好成績を残します。しかし、2022年には一軍での登板がなくなり、戦力外通告を受けました。273野球契約の更新が困難となり、その後トライアウトを経て引退を決断しました。

現役引退後

現役引退後、海田はキャンプ用品の販売やオーセンティックバーの開店準備を進める一方、アマチュア野球の指導者としても活動しています。オリックスOBとしてJ SPORTSで解説者としての活動も行っており、野球への情熱を社会に還元しています。また、2023年には関西独立リーグに新たに加盟するチームの監督に就任することが発表され、指導者としての新たなステージが始まります。

選手としての特徴

海田はオーバースローから最速146 km/hのストレートを持ち、カットボールやスライダー、カーブといった多彩な変化球を駆使する投手でした。特にカットボールは非常に効果的で、打者に対して大きな脅威を与える武器となりました。彼の愛称は「海ちゃん」「海くん」と親しまれ、人柄の良さでも知られています。これからも、彼が指導者としてどのように成長していくのか注目されるところです。

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