清水優心

清水優心のプロ野球選手としての歩み

清水優心（しみず ゆうし）は、1996年生まれのプロ野球選手で、山口県大島郡東和町（現在の周防大島町）出身です。右投右打の捕手として、北海道日本ハムファイターズに所属しています。

経歴

プロ入り前

清水は、城山小学校2年生のときに「東和スポーツ少年団」でソフトボールを始め、当時から捕手を務めていました。彼の野球キャリアは東和中学校の「岩国ボーイズ」でのプレーへと発展し、その後九州国際大学付属高校で1年生の春からレギュラーを獲得しました。2年生の秋には主将に就任し、3年生の夏の甲子園では4番捕手として出場し、チームのために戦いました。

高校時代の成績は際立っており、通算で35本塁打を記録。彼と同じ学年にはプロ野球選手の古澤勝吾やアドゥワ大がいました。2014年のプロ野球ドラフトでは、北海道日本ハムファイターズから2位指名を受け、契約金6000万円、年俸600万円でチームに加わりました。

日本ハムでの活躍

2015年、清水は侍ジャパン大学日本代表の選手にも選ばれ、同年10月1日にプロ初出場を果たします。この試合では初先発を果たし、初打席は三ゴロ。二軍では77試合に出場し、経験を積みました。

2016年にはフレッシュオールスターゲームに選ばれ、プロ初安打も記録。クライマックスシリーズと日本シリーズにもメンバー入りし、素晴らしいシーズンを送りました。2019年には腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けたものの、着実に成長を続けています。

2021年には、自身2本目の満塁本塁打を放つなど、打撃面でも注目される選手となりました。2022年にはサヨナラヒットを打つなど、チームに貢献し続けています。2023年は開幕から一軍に入りましたが、途中から出場機会は限られましたが、2024年にはイースタン・リーグで好成績を収めました。

選手としての特徴

清水は高校生時代から特異な送球タイムを有しており、最速で本塁から二塁まで1.78秒を記録。遠投においても115メートルという数字を誇ります。打撃面においてもパンチ力があり、二軍で一塁手・三塁手として出場する経験も持っています。

人物像

清水は後輩への配慮も忘れず、特に重要視しているのが生活態度や行動の大切さです。プロ1年目の清宮幸太郎には真摯な助言を送り、彼の成長を願う姿勢を示しています。

また、育った周防大島の思い出を語り、「少ない信号機と遠いコンビニ」といった特別な経験が自分を成長させたと振り返っています。次世代の若手選手に対する期待の姿勢も見逃せません。

清水優心は、技術やバイタリティだけでなく、思いやりを持った選手として、今後もファンやチームに多大な影響を与えることでしょう。

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