清水香織

清水香織

清水 香織（しみず かおり、1973年7月12日生まれ）は、競技麻雀界で活躍するプロ雀士で、日本プロ麻雀連盟に所属しています。彼女は連盟内で五段の段位を持ち、2024年度から北関東副支部長に選任される予定です。

来歴

栃木県那須塩原市で生まれ育った清水は、学生時代に雀荘でアルバイトを始めたことがきっかけで麻雀を覚えました。大学を卒業後は上場企業のOLとして働いていましたが、当時の麻雀仲間に誘われて会社を辞める決意をします。1997年には日本プロ麻雀連盟のプロテストを受験し、見事プロ雀士としての道を歩み始めました。

彼女のキャリアの中で特筆すべきは、2001年に王位戦を制したことで、これにより女流プロとして初のG1タイトル獲得者となりました。また、女流モンド杯では第1回大会で優勝して以来、選手として出場してきましたが、14/15シーズンからは解説者としての活動も行っています。一方で、21/22シーズンにはMONDO推薦枠で選手として復帰し、決勝戦に進出。この大会では、長年のライバルである魚谷侑未選手との熾烈な戦いを制し、18年ぶりに女流モンド杯で優勝を果たしました。

さらにそのシーズンにはモンド王座決定戦にも進出し、名だたる強豪を相手に戦い抜いて見事第18回モンド王座に輝くという偉業を達成しました。彼女はその際、「選手として復帰して負けた場合は引退する覚悟だった」とインタビューで述べており、勝利への強い意志を示しました。加えて、麻雀最強戦2025の「女流タイトルホルダー決戦」でも大いに活躍し、初のファイナル進出を果たすなど、現在でも活躍の場を広げています。

雀風・人物

清水香織はプロ入り時から「超攻撃型タイプ」を自称しており、その攻撃的なスタイルから「セメントクィーン」と呼ばれています。彼女の好みの手役は一気通貫で、特に辺張待ちの確定一気通貫を好むことでも知られています。彼女の師匠であり、尊敬する人物は沢崎誠です。

獲得タイトル

• - 王位 （第27期）
• - モンド王座 （第18回）
• - 女流桜花 （第5期 ・第19期）
• - プロクイーン （第2期）
• - 皇帝位 （第3期）

主な戦績

• - 麻雀最強戦2025 女流タイトルホルダー決戦 優勝
• - 女流モンド杯 優勝 （第1回・第19回・第22回）
• - 天空麻雀 優勝 （第2回・第3回・第13回）
• - リーチ麻雀世界選手権 予選1位 （第4回）

作品

一般DVD

• - プロ麻雀リーグ 女流雀士編（2005年3月30日、エイベックス）

出演

オリジナルビデオ

• - 兎USAGI～野性の闘牌～（2013年2月15日、ジーピー・ミュージアム）
• - むこうぶち16 高レート裏麻雀列伝 無邪気（2019年1月25日、GPミュージアム）

テレビ

• - MONDO麻雀プロリーグ（MONDO21）

清水香織は、攻撃的なスタイルと高い技術力で麻雀界に名を馳せ、多くのファンに愛される存在となっています。今後の活躍にも期待が寄せられています。

もう一度検索