渋谷La.mama

渋谷La.mama（しぶやラママ）

渋谷La.mamaは、東京都渋谷区の道玄坂に位置する著名なライブハウスです。この施設は扇形のフロアと中央にある大黒柱が特徴で、訪れる人々を魅了しています。

この会場では主にロックを中心とした音楽ライブが行われており、特に1986年1月24日からスタートしたお笑いライブ「ラ・ママ新人コント大会」が知られています。このイベントは毎月最終金曜日に開催され、多くの観客が楽しみに訪れます。

もともとは「ショーボート」という名称でプロミュージシャン専用のライブハウスとして高い格式を持つ店舗を目指していましたが、1982年に「La.mama」という名前に変更され、アマチュアアーティストも出演できるようにコンセプトを一新しました。この名前は、アメリカの舞台演出家であるエレン・スチュワートが1961年にニューヨークで創設した「ラ・ママ実験劇場」に由来しています。

1980年代には、JUN SKY WALKER(S)、THE YELLOW MONKEY、Mr.Childrenなど、後に日本の音楽シーンで名を馳せるアーティストたちが多数出演し、La.mamaの名声はさらに高まりました。また、1989年から1990年にかけて放送されたTBSテレビのコンテスト番組『三宅裕司のいかすバンド天国』では、同ライブハウスでパフォーマンスをしたバンドが紹介され、この時に多くの視聴者に認知されることとなりました。

さらに、La.mamaは音楽レーベル「ENGINE」と「Theater Records」を保有し、無料のファンクラブ「F&F's」も運営しています。以前の店長である大森常正は、ここを拠点に活動していたTHE YELLOW MONKEYのメジャーデビューにおいて、彼らの所属事務所「有限会社ボウィンマンミュージック」を1991年12月24日に設立し社長に就任しました。

現在、店長は河野太輔氏が務めており、新たな音楽文化を作り出す努力を続けています。La.mamaは、音楽とお笑いの両方を楽しめるユニークな場所であり、訪れる人々にとって特別な体験を提供しています。また、SNSを通じて最新のイベント情報を発信しており、公式ウェブサイトやFacebook、Instagram、X（旧Twitter）でも様々な情報を入手できます。

La.mamaはこのように、音楽と笑いを融合させたエンターテインメントの場として、多くの人々に親しまれています。多様なイベントを通じて、観客は新しいアーティストやパフォーマンスを発見し、楽しい時間を過ごすことができます。ライブハウスとしての役割を越え、文化の発信地としての機能を果たしているLa.mamaは、これからも人々に感動を与え続けることでしょう。

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