滋賀県立総合保健専門学校

滋賀県立総合保健専門学校

滋賀県立総合保健専門学校は、滋賀県守山市に位置する専門教育機関です。1961年に滋賀県立歯科衛生専門学院が設立されたことから始まり、その後、1963年に滋賀県立高等看護学院が開校しました。この学校は、半世紀以上の歴史を持つ伝統校であり、2016年度までに7062名の卒業生を輩出しています。地元では「総保」または「総保専」と呼ばれて親しまれており、教育の質の高さから、看護系専門学校としての偏差値ランキングにおいて常に国内屈指の評価を受けています。

沿革

1977年には、滋賀県立歯科衛生専門学院と滋賀県立保健看護専門学院が統合し、新たに滋賀県立総合保健専門学校として発足しました。その後、1994年には歯科衛生士養成課程の入学定員が38名に増加し、2006年にはこの課程が3年制に移行しました。また、2007年には看護師養成2年課程が閉科され、現在は看護学科と歯科衛生学科の2年間での教育が行われています。

学科の特徴

• - 看護学科（3年課程）: 看護学科では、基礎知識と実践スキルを兼ね備えた看護師を育成しています。学生は、専門的な医療技術を学びながら、患者とのコミュニケーション能力や、チーム医療の重要性を深く理解します。
• - 歯科衛生学科（3年課程）: 歯科衛生士を目指す学生には、口腔ケアや疾病予防に関する知識、技術を中心に教育が行われています。実習を通じて、実践的なスキルを身につけ、地域社会に貢献できる専門職を目指します。

卒業生の活躍

滋賀県立総合保健専門学校の卒業生は、全国各地で活躍しています。例えば、宮城大学看護学部の松永早苗講師、岐阜県立看護大学の窪内敏子講師、そして千里金蘭大学の吉本和樹助教など、教育者としても多くの人材を育てています。さらに、国際医療福祉大学の古山陽一講師のように、医療現場で勤務する卒業生も多く、医療界での影響力が広がっています。

アクセス方法

JR東海道本線（琵琶湖線）の守山駅からは、近江鉄道バスまたは江若交通のバスを利用して、滋賀県立総合病院または小児保健医療センター前停留所で下車し、徒歩約3分でアクセス可能です。また、守山駅から学校まで徒歩で約25分で到着することができます。

このように、滋賀県立総合保健専門学校は、長い歴史と高度な教育を誇る看護と歯科衛生の専門学校として、地域の医療に貢献し続けています。

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