滝井駅

滝井駅の概要

滝井駅は、大阪府守口市紅屋町に位置する京阪電気鉄道京阪本線の駅です。駅番号はKH09で、大阪市内へのアクセスも便利な場所にあります。開業は1931年と古く、地域の足として長年利用されています。

歴史

1931年（昭和6年）10月14日： 蒲生（現在の京橋） - 守口（現在の守口市）間の専用軌道化と同時に開業しました。
1933年（昭和8年）12月29日： 複々線化が完了し、輸送能力が向上しました。
1943年（昭和18年）10月1日： 会社合併により京阪神急行電鉄（現・阪急電鉄）の駅となりました。
1949年（昭和24年）12月1日： 会社分離により、再び京阪電気鉄道の駅となりました。
1989年（平成元年）： コンコースの改修工事が完了し、駅の利便性が向上しました。
1993年（平成5年）
1月27日： 8両編成に対応するためのホーム延伸工事が完了しました。
4月1日： 西口（臨時改札口）が新設され、駅へのアクセスが便利になりました。
2002年（平成14年）3月1日： 車椅子対応エレベーター2基と多目的トイレが設置され、バリアフリー化が進みました。
2014年（平成26年）3月29日： プラットホームに異常通報装置が設置され、安全性が向上しました。
2016年（平成28年）10月31日： コンコースに旅客案内ディスプレーが設置され、情報提供が充実しました。
2019年（令和元年）12月12日： トイレのリニューアル工事が完了し、男女共全個室が洋式トイレとなりました。

駅構造

滝井駅は無人駅ですが、改札内にはトイレがあります。高架駅で、相対式2面2線のホームを持ち、通過線2本を挟んでいます。改札口は地平にあり、ホームとは階段やエレベーターで連絡しています。東西にそれぞれ改札口が1ヶ所ずつ設けられており、西口は以前は平日朝のみの開設でしたが、後に終日開設となりました。メインの入り口は大阪方面ホーム側（東口）です。隣の土居駅や千林駅とはわずか400mしか離れておらず、ホームから両駅が目視できます。ホームは外側2線（B線）のみにあり、通過線（A線）にはありません。両ホームとも有効長は8両です。

利用状況

2019年（令和元年）度の特定日における1日乗降人員は6,814人です。近年では、利用客数は若干の変動が見られますが、地域住民の日常的な利用が多い駅となっています。

駅周辺

滝井駅周辺は、古くから集落が形成されていた地域で、京街道沿いに位置しています。特に、滝井の集落は、河内国と摂津国の境界である剣畷沿いに発展しました。駅の近くには、関西医科大学総合医療センターや大阪国際滝井高等学校、守口市立滝井小学校などの教育機関があります。また、滝井りす公園や八幡大神宮といった、地域住民の憩いの場も存在します。京阪電鉄沿線広報誌『K・PRESS』2012年12月号6頁「気になるあの駅散策マップ」でも紹介されています。

バス路線

駅の東側、国道479号線（内環状線）沿いには、大阪シティバスの滝井停留所が設置されており、以下の路線が利用できます。

86号系統：布施駅前行 / 上新庄駅前行

隣の駅

京阪電気鉄道京阪本線における滝井駅の隣の駅は以下の通りです。

■普通
千林駅 (KH08) - 滝井駅 (KH09) - 土居駅 (KH10)

※括弧内は駅番号を示す。

外部リンク

滝井駅 - 京阪電気鉄道
* おけいはん.ねっと｜駅情報局：滝井駅

滝井駅は、歴史ある駅でありながら、バリアフリー設備も整備され、地域住民にとって欠かせない駅となっています。

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