澤井廉

澤井廉 (さわい れん) について

澤井廉は2000年5月31日生まれで、愛知県知多市にルーツを持つプロ野球選手です。ポジションは外野手で、左投げ左打ちの選手として東京ヤクルトスワローズに所属しています。

経歴

プロ入り前

澤井は、知多市立新田小学校で野球に触れ、6年生のときに中日ドラゴンズジュニアのメンバーにも選ばれました。中学校では知多東浦シニアという硬式野球のクラブチームに参加し、技術を磨いていきます。その後、中京大学附属中京高等学校に進学し、1年生の秋から外野手としてレギュラーの座を獲得しました。

高校時代には、特に2年生の夏に第99回全国高等学校野球選手権大会に出場し、3番打者としてチームを引っ張りましたが、初戦で広陵に敗れました。3年生の夏には西愛知県大会準々決勝で至学館に敗退しましたが、高校通算31本塁打を記録し、将来のプロ入りへの期待を高めました。学年には伊藤康祐、伊藤稜、鵜飼航丞などの実力者が揃っていました。

大学時代

中京大学に進学すると、1年生の春からベンチ入りし、プロ入りを見据えて体重の増加に取り組みました。特に3年生の秋リーグ戦では、サヨナラ本塁打を2本放ち、チームに優勝をもたらし、自らはMVPに選出されるなど素晴らしい成績を収めました。その後、2022年9月にはプロ志望届を提出し、東京ヤクルトスワローズからドラフト3位で指名を受けました。

ヤクルト時代

2023年シーズンにおいて、澤井は一軍で16試合出場し、打率.156、7打点を記録しました。また、イースタン・リーグにおいては、打率.262、18本塁打、56打点を記録し、本塁打王の称号と優秀選手賞を受賞する活躍を見せました。しかし、オフにみやざきフェニックス・リーグで守備時にチームメイトの長岡秀樹と交錯し、重傷を負って救急搬送されるという不運にも見舞われました。そのため、秋季キャンプや二軍タイトルの表彰式には参加できませんでした。

選手としての特徴

澤井廉の魅力は、その豪快なフルスイングと打撃力にあります。長打力が際立つ長距離砲として、打撃の幅も広く球場の奥行に関わらず打ち分けるスキルがあります。また、打撃においては特徴的な「バット投げ」を行い、フォロースルーに流れを出すスタイルで知られています。敬愛する選手などの影響も受けており、学生時代には50mを6秒5、遠投は100mを記録しています。自信に満ちた彼は、「インパクトの強さは誰にも負けない」と語っています。

初記録

• - 初出場・初打席：2023年5月11日、阪神タイガース戦（阪神甲子園球場）
• - 初打点：2023年5月16日、読売ジャイアンツ戦（静岡草薙球場）
• - 初先発出場：2023年8月18日、中日ドラゴンズ戦（明治神宮野球場）
• - 初安打：同上、仲地礼亜からの三塁打

背番号は42であり、今後の活躍が期待される選手です。

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