澤田真吾

澤田真吾（さわだ しんご）

澤田真吾は1991年11月21日生まれの将棋棋士で、森信雄に師事している棋士番号274の持ち主です。三重県鈴鹿市出身で、将棋界において多くの功績を残してきました。

棋歴

澤田は将棋を小さな頃から始め、2001年と2002年には小学生将棋名人戦でそれぞれ3位を獲得しました。2004年から奨励会に参加し、6級からスタート。昇級には苦労しつつも、2009年4月に四段に昇格し、プロ棋士としての道を歩み始めました。プロ入りの同期には同門の大石直嗣がいます。

2010年には初めて登場した竜王戦で見事5組に昇級し、2012年には初の王位リーグ出場を果たしました。驚異的な強さを見せて、強豪に対して4連勝を達成し、自身の地位を確立しました。その後、2013年に通算100勝を達成し、五段に昇段しました。

さらに、2014年には竜王戦で3組に昇級。2015年にはC級1組で昇級を果たし、着実に昇段を続けました。2016年度の王位戦挑戦者決定リーグでも優勝を果たし、注目を集めましたが、挑戦者決定戦では敗北を喫しました。2020年の将棋大賞では連勝賞を受賞し、14連勝を成し遂げました。2022年には再度昇級を果たし、B級1組のトップに立つ成績を収めました。

人物

将棋を始めた背景には、NHKの連続テレビ小説『ふたりっ子』が影響を与えたとも言われています。また、兄の影響を受けたというエピソードも根強いです。澤田は特に得意戦法を持っているわけではなく、居飛車、振り飛車の両方を使いこなしていました。そのため、「序盤の強化」に対する意欲を抱いています。

将棋界ではプロレスファンとしても知られ、国際的なイベントにも関心を抱いています。特にアメリカのWWEに対する思いは強く、「棋士にならなかったら警備員になっていた」と語るほどです。2017年には広島東洋カープのファンであることも明かし、将棋以外の活動にも着目されています。

昇段履歴

• - 2004年03月: 奨励会入会（6級）
• - 2007年10月: 三段（第43回三段リーグ参加）
• - 2009年04月: 四段（プロ入り）
• - 2013年02月: 五段（公式戦100勝達成）
• - 2014年11月: 六段（竜王ランキング戦連続昇級）
• - 2020年10月: 七段（竜王ランキング戦1組昇級）

主な成績

• - 第48回将棋大賞（2020年度）：連勝賞（14連勝）

澤田真吾は、将棋界においてその確かな実力と個性的なキャラクターで多くのファンから支持される存在です。彼の今後の活躍にも期待が寄せられています。

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