激しい恋

激しい恋について

「激しい恋」（はげしいこい）は、西城秀樹が1974年5月25日にRCAからリリースした9枚目のシングルです。この曲は、作詞を安井かずみ、作曲と編曲を馬飼野康二が手がけた作品で、彼らのコンビによるものとしても知られています。以前のヒット曲「ちぎれた愛」に次ぐ作品として多くの注目を集めました。

特に、曲の冒頭部分「♪やめろと言われても～」という歌詞と、その歌唱に続く強烈なパフォーマンスが多くの人々の支持を受け、大流行となりました。オリコンチャートでは、この曲は第2位を4週連続で記録し、100位内に19週にわたってランクインしました。また、このシングルは558,000枚という驚異的なセールスを記録し、同時期の「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」に次ぐ成功を収めました。さらに、1974年度の年間シングルチャートでは第8位にランキングされるという輝かしい成績を残しています。

文化的影響

曲の人気は音楽シーンにとどまらず、様々なメディアにも影響を与えました。特に、アニメ『ルパン三世』のTVスペシャル第4弾『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』において、この曲の歌詞が登場するシーンがあり、作品の中でルパンがそのフレーズを口ずさむことで、より一層の認知度を高めました。

収録内容

「激しい恋」には、以下の楽曲が収録されています。
1. 激しい恋
- 作詞：安井かずみ
2. 悪夢
- 作詞：さいとう大三

全ての楽曲の作曲及び編曲は馬飼野康二が担当しています。さらに、「激しい恋」はアルバム『傷だらけのローラ』にも収録されています。

当時の出来事

このシングルのリリースされた1974年は、西城秀樹にとって飛躍の年となりました。特に、6月8日から7月13日には映画『愛と誠』に主演し、これが爆発的なヒットを記録する結果となりました。続いて、8月3日には大阪球場で記念すべき第1回のコンサート「ヒデキ・イン・スタジアム“真夏の夜のコンサート”」を開催し、これもまた大変な成功を収めました。

カバー作品

その後も「激しい恋」は多くのアーティストによってカバーされています。例えば、1997年にはヘヴィメタルバンド「ヘヴィメタルな人達」のアルバム『西城秀樹ROCKトリビュート KIDS WANNA ROCK!』に収録され、2012年には妻夫木聡がプロデュースした映画『愛と誠』の挿入歌としても使用されました。

まとめ

「激しい恋」は西城秀樹の代表的なシングルの一つであり、その影響は音楽だけにとどまらず、映画やアニメにも広がりました。この曲は今でも多くの人に愛されており、その魅力は色あせることなく引き継がれています。

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