熊本県民総合運動公園

熊本県民総合運動公園

熊本県民総合運動公園は、熊本県熊本市東区平山町に位置する多機能の都市公園です。公園は99.6ヘクタールの広大な敷地を有し、熊本県が所有し、熊本県スポーツ振興事業団とミズノグループが運営を担当しています。公園は、地域住民のスポーツ活動やレクリエーションの場として、多くの人々に利用されています。

概要

公園は託麻三山の北側に広がり、細長い形状をしています。公園の整備は3期に分けて行われており、1972年から始まりました。第一期の整備では、運動公園としての43.6ヘクタールが設立され、その後さまざまなスポーツ施設が整備されていきました。1975年には、宿泊施設を備えた熊本勤労者総合福祉センターが開設され、1978年には公園が正式に開園しました。その後も施設が充実し、1982年にすべての施設が竣工しています。

各整備期

第一期整備

第一期整備では、公園の基本的な施設が整備されましたが、当初はすべての施設が完成していなかったため、1982年にようやくすべての工区が完成しました。この時期には特に弓道場や和風庭園が注目を集めました。

第二期整備

開園後、年間150万人という多くの利用者を迎えることとなり、特に14面のテニスコートは人気がありました。1987年から新たに16面のテニスコートが増設され、1991年には完成しました。これにより公園の利用者数は急増し、1994年度には250万人に達しました。

第三期整備

1999年に開催されたくまもと未来国体を視野に入れた施設整備が進められました。1989年には陸上競技場を含む新しい施設の整備計画が立てられ、1997年には屋内運動広場が完成しました。1998年には第一種公認陸上競技場が完成し、これにより公園全体の敷地面積は99.6ヘクタールに拡張されました。

主な施設

公園内の施設には、陸上競技場（KKWING）、屋内運動広場（パークドーム熊本）、補助競技場などがあります。陸上競技場は日本陸上競技連盟の第1種公認を受けており、サッカーなどでも利用されており、地元のプロサッカーチーム、ロアッソ熊本のホームスタジアムでもあります。また、屋内運動広場は多目的に利用でき、過去には世界男子ハンドボール選手権大会の会場としても使用されました。

その他の施設

さらに、ラグビー場、サッカー場、軟式野球場、ソフトボール場、テニスコートなど、さまざまなスポーツ施設が整備されています。また、ジョギングコースやサイクリングコースも完備され、多くの利用者が集まっています。公園北側にはトレッキングコースがあります。

交通アクセス

公園へのアクセスは、公共交通機関が充実しています。JR豊肥本線の光の森駅からタクシーで10分、またはバスを利用して「運動公園入口」下車が可能です。さらに、自動車の場合はメイン駐車場やドーム駐車場を利用できるため、アクセスしやすい環境が整っています。

熊本県民総合運動公園は、スポーツとレクリエーションといった多面的な利用を促進する場であり、地域の人々にとって貴重な存在です。

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