熊本高専前駅

熊本高専前駅について

熊本高専前駅（くまもとこうせんまええき）は、熊本県合志市須屋にある熊本電気鉄道の菊池線に属する駅で、駅番号はKD17です。この駅は、地域の教育機関に近い便利な立地が特徴です。

歴史

熊本高専前駅は1995年1月9日に開業されました。開業当初は「電波高専前駅」として知られ、熊本電波工業高等専門学校のニーズに応える形で設置された駅でした。その後、学校名の変更を受けて、2013年3月31日に「熊本高専前駅」に改称されました。さらに、2015年4月1日には地域振興を目的とした交通系ICカード「熊本地域振興ICカード（くまモンのIC CARD）」が導入され、利便性が向上しました。2019年10月には駅ナンバリングが導入され、駅の識別がより容易になりました。

駅構造

この駅は単式ホーム1面1線の地上駅であり、駅舎が存在しないため無人駅となっています。ホームにはICカードの読み取り機が設置されており、入場専用として利用可能です。利用者はこの機械を使用して、スムーズに出入りができます。

利用状況

駅周辺には多くの施設が揃っており、地域の活性化にも寄与しています。近隣には、独立行政法人の高齢・障害・求職者雇用支援機構熊本支部が運営する熊本職業能力開発促進センターや、熊本高等専門学校熊本キャンパスなどが位置しています。また、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構の九州沖縄農業研究センターや、熊本県立黒石原支援学校など、教育や研究に関連する施設も多く見られます。さらに、黒石団地や国道387号もアクセス可能な地域にあります。

利用可能なバス路線

駅は周囲の各方面への公共交通機関も整備されています。電鉄バスの「熊本高専前」停留所からは、御代志・菊池方面への便が運行されており、具体的にはC1・C3系統の路線が菊池温泉や菊池プラザ（御代志・富の原経由）行きとされています。一方、熊本市内方面へのアクセスはC1系統とC3系統があり、桜町BT・熊本駅行き（堀川・国道経由または山室・国道経由）の便が設けられています。これにより、駅利用者は熊本市内や周辺の観光地などへも楽に移動できる環境が整っています。

隣の駅

熊本電気鉄道の菊池線において熊本高専前駅の隣には黒石駅（KD16）と再春医療センター前駅（KD18）が存在しています。このように、地域の交通インフラの一環として重要な役割を果たしています。熊本高専前駅は安全で便利な選択肢として、地元の人々や訪問者に広く利用されています。

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