熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

熊谷スポーツ文化公園陸上競技場の概要

熊谷スポーツ文化公園陸上競技場は、埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園内にある、多用途のスポーツ施設です。この競技場は、主に陸上競技と球技に使用され、日本陸上競技連盟から第一種公認を受けています。トラックは400メートルで、9レーン設置されており、フィールドは天然芝で整備されています。収容人員は15,392人で、観客の快適さを考慮したメインスタンドに屋根が付いています。

施設の運営は、埼玉県が所有し、公益財団法人埼玉県公園緑地協会が指定管理者として行っています。また、ナイター設備には鉄塔が4基設置されており、夜間でも安心して観戦できます。さらに、電光掲示板はLEDのカラービジョン方式に改良され、2018年には選手情報がカタカナではなく、より視認性の高い形で提供されています。

主なイベントと利用状況

競技場では、数々の重要な大会が開催されており、その一つに第95回日本陸上競技選手権大会（2011年）が含まれています。また、彩の国実業団駅伝大会のフィニッシュ地点としても利用されています。陸上競技に加え、インターハイや全国中学校体育大会など、多岐にわたる県予選の競技が行われています。

サッカーに関しては、Jリーグに加盟する大宮アルディージャがここを準ホームスタジアムとして活用しており、2003年の完成以来、数試合をここで開催しています。その他、ザスパクサツ群馬、浦和レッドダイヤモンズといったチームが試合を行っており、県内外の様々なイベントにも利用されています。特に、天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会では、毎年のようにこの競技場が使用されています。2012年には浦和レッドダイヤモンズレディースの試合も行われ、2021年度の全国高等学校サッカー選手権大会の会場にも選ばれています。WEリーグが開始された2021年からは、ASエルフェン埼玉がホームスタジアムとしてここに登録しています。

その他の利用

また、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場は、ミュージック・ビデオの撮影地としても知られています。ゆずの「栄光の架橋」や、いきものがかりの「風が吹いている」といった有名な楽曲のPVもここで撮影されました。さらに、auのCM「PERFECT SYNC.」篇の一部としても利用されているなど、スポーツ以外の用途でも存在感を示しています。

2026年には、ねんりんピック彩の国さいたま2026の開会式がこの競技場で行われる予定となっており、今後の活躍が期待されています。

交通アクセス

熊谷スポーツ文化公園陸上競技場へのアクセスは、公共交通機関を利用すると便利です。周辺には駐車場も完備されていますが、イベント開催時には混雑が予想されるため、公共交通の利用が推奨されます。近隣スポットとしても多くのレジャー施設があり、スポーツ観戦の後に楽しむことができる環境が整っています。

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