牧野ヶ池緑地

牧野ヶ池緑地：名古屋のオアシス

牧野ヶ池緑地は、愛知県名古屋市名東区（一部は天白区）に広がる愛知県営の都市公園（広域公園）です。市民の憩いの場として親しまれています。

歴史

1940年（昭和15年）に名古屋市を取り巻く防空緑地として都市計画決定され、1957年（昭和32年）に広域公園として供用開始されました。公園の名前は、園内北部にある「牧野池」に由来します。

特徴

公園は1.2キロ四方に広がっていますが、中央部には愛知カンツリー倶楽部のゴルフコースが公園面積の約半分を占めています。

公園自体は通年開放されており、無料で利用できるエリアと、有料施設、予約優先の施設があります。駐車場は夜間施錠され、一部施設は夜間と月曜日に利用できません。予約はネットあいちで一元的に管理されています。

牧野池

牧野池は江戸時代の正保3年（1646年）に灌漑用として作られたため池で、名古屋市内でもっとも大きい池です。面積は約16ha（1989年（平成元年）1月時点では約23ha）。かつて周辺は尾張徳川家の御狩場であり、現在では渡り鳥の飛来地として知られています。

池の名称は、過去に「牧池」「牧大池」「牧ノ大池」「牧ノ池」などと表記が一定していませんでしたが、大正時代に「牧野池」に統一されました。しかし、1940年（昭和15年）の都市計画決定の際に周辺一帯が「牧野ヶ池緑地」と誤記され、公園化の際にもその呼称が引き継がれたため、「牧野ヶ池」や「牧ノ池」など様々な表記が用いられてきました。

地元学区や名東区では、元の名前に戻すべきとして県や市などに働きかけを行い、2009年（平成21年）7月には、池の名称が国土地理院によって正式に「牧野池」と修正されました。地元では公園名称についても「牧野池緑地」への変更要望が出ています。

施設

牧野ヶ池緑地には、様々な施設があります。

休憩所
遊具
広場
その他施設

アクセス

公共交通機関：
地下鉄東山線「星ヶ丘」駅から市バス「猪高車庫」行き、または「牧の原」行きで「牧野ヶ池緑地」下車
自動車：
東名高速道路「名古屋IC」から約15分

まとめ

牧野ヶ池緑地は、豊かな自然と多様な施設が魅力の公園です。歴史的な背景や地元の要望にも注目しながら、その魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。

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