犬山口駅

犬山口駅の概要

犬山口駅（いぬやまぐちえき）は、愛知県犬山市の犬山末友に存在する名古屋鉄道犬山線の駅であり、駅番号はIY14です。この駅は準急が停車する駅として、多くの乗客に利用され続けています。駅の特徴や歴史を探ってみましょう。

歴史

犬山口駅は1912年（大正元年）8月6日に開業しました。当初から地域の交通の要所となり、1925年（大正14年）には広見線の起点駅としての役割も担っていましたが、1946年（昭和21年）に広見線の起点が犬山駅に変更されました。

その後、1969年（昭和44年）には無人駅となり、2004年（平成16年）には駅の改良工事が行われました。新たにSFパノラマカードとユリカの一部での乗降が可能になった他、2008年（平成20年）には運行ダイヤの改正により準急停車駅となりました。

また、2011年（平成23年）にはICカード乗車券「manaca」の供用が始まり、利便性が向上しています。さらに、2023年には1日平均乗降人員が2,239人に達し、近年の利用者の増加は顕著です。

駅構造

犬山口駅は地上駅で、相対式ホームを2面持つ構造をしています。名古屋方面行きのホームは6両分の長さがあり、犬山方面行きのホームは8両分となっています。改札口は上下線でそれぞれ用意されており、各改札の近くにはタッチパネル式の自動券売機や自動精算機が設置されています。ただし、改札内には跨線橋や構内踏切はなく、トイレは設置されていません。

犬山駅までの距離が近いため、通過中の下り電車内では犬山駅への到着アナウンスが流れることがあります。このことからも、犬山口駅の立地の特徴が伝わります。

利用状況

「移動等円滑化取組報告書」に基づくと、2023年度の平均乗降人員は2,239人で、これは近年の回復を示す数字となっています。2013年度のデータと比較すると、この駅の利用が向上していることが分かります。また、1992年度には891人だった平均乗降人員も、時代とともに少しずつ成長を遂げてきたようです。

当駅の利用者は、犬山駅近くの全列車が停車する利点を活かして、両駅の使い分けを行っています。特に近年は、犬山口駅の乗客が増え、大山寺駅、木津用水駅、そして犬山遊園駅を上回る利用状況となってきています。

駅周辺の施設とアクセス

犬山口駅周辺には、いくつかの公共施設が点在しています。岐阜信用金庫や村田機械犬山事業所、犬山市立犬山南小学校などが nearbyにあり、地域の皆さんに親しまれています。また、コミュニティバスも充実しており、犬山口駅北バス停からは総合犬山中央病院行きや犬山駅西口行きバスなどの路線が運行されています。

なお、近年まで清水屋ショッピングセンターが存在しましたが、老朽化に伴い閉店し、取り壊されました。

隣接駅

犬山口駅は名古屋鉄道犬山線に位置しており、隣接する駅には木津用水駅、犬山駅があります。これにより、交通アクセスが便利で地域住民にとって重要な役割を果たしています。

犬山口駅は、その歴史や利用状況、周辺の施設も含めて、地域に欠かせないインフラとして機能し続けています。これからも多くの人々に愛される存在であり続けるでしょう。

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