猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」

「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」とその収録曲について

ももいろクローバーZの7枚目のシングル「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」は、2012年3月7日にリリースされました。このシングルは、平成アニソン大賞において編曲賞を受賞しており、その名の通り、第七楽章というタイトルには特別な意味が込められています。シリーズの楽章の中で、他の楽章は存在しないため、印象的なタイトルが際立っています。

表題曲「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」

この楽曲は、テレビアニメ『モーレツ宇宙海賊』のオープニングテーマとして使用されており、作詞・作曲・編曲を手がけたのは前山田健一です。前山田は、ももクロが大きな存在となり、ファンに向けて発信するメッセージソングとしてこの楽曲を創り上げたと語っています。アニメの舞台が宇宙であることから、宮本純乃介のチーフディレクションのもと、シンフォニックロックの壮大なスケールを目指して制作されました。

この楽曲には、100人のコーラス隊が参加し、著名なギタリスト・マーティ・フリードマンも協力しています。初披露となる「無限の愛」は、ももいろクリスマス2011のさいたまスーパーアリーナ大会で演奏されました。さらに、同楽曲の別バージョンとして、イングヴェイ・マルムスティーンがギターを演奏した「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」（Emperor Style）」も存在します。

2018年にはシングルトラックとして音楽配信でプラチナ認定（25万ダウンロード以上）を受け、2021年には有安杏果卒業後の4人によるバージョン「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」 -ZZ ver.-」が制作されました。

「LOST CHILD」

シングルに収録されているもう一つの楽曲は、「LOST CHILD」で、こちらは同じく『モーレツ宇宙海賊』のエンディングテーマです。作詞は岩里祐穂、作曲と編曲はNARASAKIが担当しており、新しい曲調が特徴的なテクノポップとして仕上げられています。NARASAKIは、この楽曲がSF的な女性たちの広大な宇宙での世界観を表現するために生まれたものだと説明しています。また、オランダのドラムンベーストリオ「Noisia」によるリミックス版も配信されています。

「DNA狂詩曲」

カップリング曲「DNA狂詩曲」は、QUEENの「ボヘミアン・ラプソディ」にインスパイアされた作品で、作詞には前田たかひろが関わっています。この楽曲は桃屋のCMソングとしてもタイアップされており、カップリングながら非常に人気の高い一曲となっています。2014年には、田中将大選手（当時）や柳田悠岐選手がこの曲を登場曲として使用し、メディアでも広く取り上げられました。

特に2013年には、湘南台高校吹奏楽部による演奏がマーチングバンド世界大会で金賞を獲得したこともあり、ももクロのファンの間での認知度が高まっています。

参加ミュージシャンとトラックリスト

「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」では、プログラミングを前山田健一が担当し、マーティ・フリードマンがリードギターを演奏しています。一方、LOST CHILDではNARASAKIがプログラミングを、DNA狂詩曲では横山克がキーボードとプログラミングを担当しています。

トラックリスト：

• - 初回限定盤

- 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」 [5:14]
- LOST CHILD [5:03]
- 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」（off vocal ver.）
- LOST CHILD（off vocal ver.）
- DVD：猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」（ミュージック・ビデオ）

• - 通常盤

- 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
- LOST CHILD
- DNA狂詩曲 [4:19]
- 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」（off vocal ver.）
- LOST CHILD（off vocal ver.）
- DNA狂詩曲（off vocal ver.）

このシングルはただの音楽作品にとどまらず、アニメとのコラボレーションやさまざまなイベントにおいても重要な役割を果たしており、今後もその影響力を持ち続けることが期待されています。

もう一度検索