玉里駅

玉里駅の概要

玉里駅（たまりえき）は、かつて茨城県小美玉市の栗又四ヶに存在していた駅であり、鹿島鉄道の鹿島鉄道線に属していました。この駅は2007年4月1日をもって廃止されるまで、地域住民の交通の便を支えてきました。

歴史

玉里駅のルーツは1971年にさかのぼります。この年、関東鉄道鉾田線の玉里信号所として開業しました。1979年には鉾田線が鹿島鉄道に分社化され、鹿島鉄道線の駅となりました。1988年4月には駅に昇格し、正式に玉里駅となります。その後、簡易委託化されるものの、2004年にその制度は終了しました。最終的に2007年に廃止となるまで、地域の交通手段として存在していました。

駅の構造

玉里駅は地上に位置する無人駅であり、2面2線の相対式ホームを備えていました。ホームは東西に走る線路の両側に設置され、それぞれ1番線と2番線と名付けられていました。1番線は直線の一線スルー構造で、このため一部の列車は早朝や夜間に石岡駅から当駅を通過する運行がありました。以前は列車の運行に合わせてホームの入れ替えが行われていたものの、末期にはホームを変えずに発車するスタイルとなっていました。

待合所はログハウス風のデザインで、両ホームの中ほどに設置されていました。そのため着替えや乗り換えがスムーズに行えました。駅には駅舎はなかったものの、ホームの新高浜側の端にはそれぞれ階段が設置されており、構内踏切で2つのホームが結ばれていました。北側の踏切から出る出口には国道に向かう案内板があり、南側の出口は特に標示がなく、待合所の新高浜よりに位置していました。

駅周辺の環境

玉里駅は旧・玉里村の境界に位置し、北側には国道355号が走っています。この国道を挟み、近隣にはコンビニエンスストアやクリーニング店「Mix Mini」がありました。このクリーニング店では、2004年までは乗車券の購入も可能でした。さらに、「栗又四ヶ」バス停も駅の近くに設けられており、地域の交通利用者にとって重要な存在でした。

隣接する駅

玉里駅の隣には鹿島鉄道線の他の駅が存在していました。

• - 東田中駅
• - 新高[[浜駅]]

玉里駅の廃止により、この地域の交通の便も大きく変化しましたが、駅の記憶と役割は地域住民にとって今なお残っています。

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