田川市美術館

田川市美術館：筑豊の文化を彩る拠点

田川市美術館は、福岡県田川市の中心部にある市立美術館です。1991年、筑豊地域で初めての本格的な美術館として開館し、以来、地域住民に愛される文化施設として発展を続けています。落ち着いた雰囲気の鋼板大屋根が特徴的な建物は、図書館や公園に隣接しており、地域住民にとって憩いの場ともなっています。

美術館の活動：地域に根ざした多彩な企画

美術館の活動は、地域に密着した企画展の開催に重点が置かれています。テーマは「筑豊からの発信」。郷土ゆかりの作家たちの作品を展示する企画展のほか、市民の作品発表の場としても利用されています。これにより、地域住民の芸術活動の促進にも貢献しています。市民参加型の企画展としては、「英展」「田川美術展」「こどもの絵画展」などが挙げられます。これらの企画展を通じて、美術を通じた地域交流の活性化を図っています。

また、美術館は単なる展示施設にとどまらず、地域文化の発信拠点としての役割も担っています。市民に親しまれる美術館として、ふるさとの美術を広く紹介する活動にも力を入れています。

収蔵作品：著名作家による力作の数々

美術館には、著名な作家の作品も数多く収蔵されています。コレクションは、地域にゆかりのある作家や、日本近代美術史において重要な役割を果たした作家の作品を中心に構成されています。代表的な収蔵作品には、以下のものがあります。

野見山暁治：「ぼくの生まれた川オンガ」
立花重雄：「集落（プエプラ）」
立石大河亞：「昭和素敵大敵」
松永真：「Rights of Humankind」
川俣正：「COALMINE TAGAWA PLAN9」

これらの作品は、日本の近代美術を理解する上で貴重な資料となるだけでなく、来館者に深い感動と教養を与えてくれます。

アクセス：便利な立地とアクセス方法

田川市美術館は、交通アクセスも良好です。電車をご利用の場合は、JR日田彦山線田川伊田駅または大藪駅から徒歩圏内です。また、西鉄バスをご利用の場合は、西鉄天神高速バスターミナルから筑豊特急線に乗車し、「田川市役所」で下車後、徒歩でアクセスできます。お車の場合は、九州自動車道小倉南インターチェンジまたは東九州自動車道行橋インターチェンジからそれぞれ約22km、17kmです。

田川伊田駅より徒歩17分（約1.4㎞）
大藪駅より徒歩16分（約1.3㎞）
西鉄バス「田川市役所」下車徒歩10分（約770m）
田川後藤寺駅下車後、西鉄バス「美術館前」下車徒歩3分（約200m）
九州自動車道小倉南ICより約22㎞
* 東九州自動車道行橋ICより約17㎞

このように、田川市美術館は、アクセスも容易で、地域住民だけでなく、多くの観光客にも親しまれる文化施設となっています。

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