小倉南インターチェンジ

小倉南インターチェンジ：九州自動車道における交通の要衝

小倉南インターチェンジ（こくらみなみインターチェンジ）は、福岡県北九州市小倉南区に位置し、九州自動車道に接続する重要なインターチェンジです。1988年3月31日に開通して以来、地域経済の活性化や、人々の移動を支える役割を担ってきました。

アクセスと接続道路

九州自動車道（E3）3番として位置づけられる小倉南ICは、国道322号と接続しており、周辺地域へのアクセスを容易にしています。ICからアクセスしやすい場所には、小倉競馬場や北九州市立大学、北九州工業高等専門学校といった施設があり、これらの機関へのアクセスを向上させています。また、平尾台などの自然景観にも近く、レジャーの拠点としても機能しています。

料金所とレーン構成

小倉南ICの料金所は、入口と出口で構成されています。入口は、一般レーン1、ETC専用レーン1、一般・ETC併用レーン1の計3レーン。出口は、一般レーン3、ETC専用レーン1の計4レーンで構成され、スムーズな交通の流れを確保しています。

小倉南バスストップ：高速バスの利便性向上

小倉南ICの大きな特徴として、料金所付近に高速バス専用のバス停「小倉南バスストップ」が設置されていることが挙げられます。バス停は、料金所手前から専用のランプが分岐しており、バス利用者は料金所を通過することなく乗降できます。しかし、構造上、九州自動車道本線を通過するバスのみが利用可能で、小倉南ICで出入りするバスは停車できません。このバスストップは、地域の高速バス路線の利便性向上に大きく貢献しています。多くのバス事業者は、このバス停を「小倉南インター」と呼んでいます。

停車路線と歴史

小倉南バスストップには、現在も複数の高速バス路線が停車しています。一方で、過去には北九州空港エアポートバス（2010年3月31日乗降取扱中止）、福岡・防府・周南ライナー（2014年3月31日乗降取扱中止）、広島ドリーム博多号（2023年7月1日より小倉駅前経由に変更）なども停車していました。これらの路線の変遷は、地域の交通需要の変化を反映しています。

周辺情報と交通機関

小倉南IC周辺には、西鉄バス北九州の中谷バス停があり、小倉や門司方面へのアクセスも良好です。このバス停は小倉南ICランプ入口そばに位置し、西鉄バスの高速バス「なかたに号」や北九州空港エアポートバスも停車しています。さらに、ヤマト運輸小倉南営業所や福岡県道61号小倉中間線、福岡県道258号呼野道原徳吉線なども周辺にあります。

九州自動車道における位置づけ

小倉南ICは、葛原BS（休止中）、小倉東IC、北九州JCT、八幡IC/BSと隣接しており、九州自動車道における重要な位置を占めています。これらのインターチェンジと連携することで、北九州市とその周辺地域へのアクセスを支えています。

まとめ

小倉南インターチェンジは、九州自動車道における重要な拠点として、周辺地域の発展に大きく貢献しています。効率的な料金所構造、利便性の高いバスストップ、そして良好な周辺環境は、このICの大きな魅力です。今後ますますの利用増加と、地域社会への貢献が期待されます。

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