益田武尚

益田 武尚（ますだ たけひさ）

益田武尚は、1998年10月6日生まれのプロ野球選手で、福岡県飯塚市出身の右投右打の投手です。彼は現在、広島東洋カープに所属しています。

経歴

プロ入り前

益田選手は、小学校4年生の時に飯塚ビーバーズで軟式野球を始めました。中学校2年生になると、投手としての道を歩み始めます。その後、福岡県立嘉穂高校に進学。高校3年生の春には、県大会で4回戦まで進出し、ベンチ入りするなど活躍を見せました。

大学へ進学したのは北九州市立大学で、ここでは2年生の春から九州六大学リーグ戦に登板。その活躍が目立ち、4年生の秋には5勝を挙げて、チームを6期ぶり7度目の優勝へ導き、自身も初のMVPを獲得しました。

大学卒業後、益田選手はプロ入りを目指しましたが、ドラフトで指名されず、東京ガスに入社。入社1年目に都市対抗野球大会での優勝、2年目では準優勝と特に活躍し、敢闘選手として久慈賞を受賞しました。

広島時代

2022年10月20日に行われたドラフトで、広島東洋カープから3位指名を受け、11月には契約を結びました。背番号は26に決まりました。
2023年には、8月10日に一軍初昇格を果たし、対東京ヤクルトスワローズ戦でプロ初登板を実現しました。試合では、4回からの登板で2回投げ無安打・無失点の好投を見せ、村上宗隆選手やドミンゴ・サンタナ選手から空振り三振を奪いました。
9月7日のDeNA戦では、延長11回に登板し、髙橋投手から無安打無失点でプロ初勝利を手にしました。しかし、9月16日の阪神戦ではシェルドン・ノイジー選手に本塁打を浴びて初失点。シーズン全体では、8試合に登板し、1勝0敗、防御率は1.64という成績でオフには契約更改を行い、年俸が1200万円に増額されました。

選手としての特徴

益田選手の最大の武器は、155km/hに達する直球です。彼の持ち球にはカーブ、スライダー、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ、スプリットが含まれており、高めの直球が特に強みとされています。

人物・エピソード

彼の愛称としては「まっすー」や「たけひー」があります。益田選手の父、和毅さんは嘉穂東高校の野球部監督を務めており、立命館大学時代には名選手・古田敦也選手とバッテリーを組んでいました。また、尊敬する選手として、北九州市立大学の先輩である中田賢一選手を挙げています。

詳細情報

年度別投手成績

• - 2023年度シーズン終了時：

- 試合数：8
- 勝敗：1勝0敗
- 防御率：1.64

記録

• - 初登板：2023年8月10日、対東京ヤクルトスワローズ（明治神宮野球場）で登板し、無失点。
• - 初奪三振：同試合で村上宗隆選手から空振り三振。
• - 初勝利：2023年9月6日、対横浜DeNAベイスターズ戦で無失点の好投により達成。
• - 初ホールド：2024年3月31日。

益田選手の今後の成長が期待されます。

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