シェルドン・ノイジー

シェルドン・リン・ノイジーについて

シェルドン・リン・ノイジー（Sheldon Lynn Neuse）は、1994年12月10日生まれのアメリカ合衆国テキサス州フォートワース出身のプロ野球選手で、ポジションは外野手および内野手です。彼は、右投右打で、現在阪神タイガースに所属しています。

経歴の概要

ノイジーは、2013年のMLBドラフトでテキサス・レンジャーズから38巡目（1150位）に指名を受けましたが、契約せずにオクラホマ大学でプレーする道を選びました。大学の最終年にはストライクを決め、打率.369に加え、10本塁打、48打点、12盗塁を記録し、全米の大学野球の最優秀遊撃手に贈られるブルックス・ウォレス賞を獲得しました。

プロ入りと初期キャリア

2016年、ノイジーはMLBドラフト2巡目（全体58位）でワシントン・ナショナルズに指名され、プロ入りを果たします。その後、ナショナルズの傘下のA-級オーバーン・ダブルデイズで36試合に出場し、打率.230、1本塁打、11打点という成績を残しました。2017年にはA級ヘイガースタウン・サンズでプレーしました。

アスレチックスに移籍

2017年7月16日、ノイジーはライアン・マドソンやショーン・ドゥーリトルとのトレードでオークランド・アスレチックスに移籍します。移籍後は傘下のA+級ストックトン・ポーツなどで活躍し、合計117試合で打率.321、16本塁打、79打点、14盗塁を記録しました。さらにオフにはアリゾナ・フォールリーグに参加しました。2018年にはAAA級ナッシュビル・サウンズで135試合に出場し、バッティング成績は打率.263、5本塁打、55打点となります。

メジャーデビューと成績

2019年にはAAA級ラスベガス・アビエイターズでプレーし、126試合で打率.317、27本塁打、102打点と大きく飛躍しました。8月29日にメジャー契約を結び、30日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビューを果たします。このシーズンではメジャーで25試合に出場し、打率.250、7打点を記録しましたが、2020年はCOVID-19の影響で公式戦に出場できませんでした。

ロサンゼルス・ドジャース時代

2021年2月、ノイジーはアダム・コラレックとのトレードでロサンゼルス・ドジャースに移籍しますが、シーズン中は33試合に出場し、打率.169、3本塁打に終わりました。その後、2022年3月に古巣のアスレチックスに復帰します。

阪神タイガースでの活躍

2022年12月、ノイジーは阪神タイガースと契約を結び、推定年俸は130万ドル（約1億8200万円）でした。2023年の開幕戦では横浜DeNAベイスターズ戦に「3番・左翼手」で先発出場し、NPBデビューを飾ります。4月12日には出発10試合目にチーム初の本塁打を放ち、その後もシーズンを通して活躍を続けました。シーズン通算では133試合に出場し、打率.240、9本塁打、56打点を記録しました。また、守備においては強肩を活かし、両リーグ最多の12補殺を達成しました。

特に、日本シリーズでは全試合にスタメン出場し、重要な場面での一打がチームを勝利に導きました。ノイジーは2023年の日本シリーズで優秀選手賞を受賞し、その活躍が評価されて翌シーズンの契約更新にも繋がりました。

プレースタイル

ノイジーは中距離ヒッターであり、守備では広範囲をカバーする能力が際立っています。強肩は特に外野守備で威力を発揮し、多くの補殺を記録しています。今後の成長が非常に楽しみな選手です。

もう一度検索