真木将樹

真木将樹（まき まさき）

真木将樹は1976年2月13日生まれ、福岡県北九州市出身の元プロ野球選手（投手）であり、現在は企業経営者としても活躍しています。プロ野球界に見切りをつけた後は、野球関連のビジネスを展開し、指導者としてのキャリアも築いています。

来歴

プロ入り前

真木は小学3年生の頃から父の影響で野球を始め、小学校では一塁手としてプレーしていました。中学校では南小倉中学校の軟式野球部に所属し、さらなる成長を遂げます。その後、共学化された東筑紫学園高校に進学すると、3年生の春には第65回選抜高校野球大会にチームを導き、話題となりました。

法政大学に進学すると、大学球界でもその名を知られるようになります。1年生の頃には、球速が130km/h台から140km/h台に伸び、東京六大学のベストナインにも選ばれます。さらに、大学時代には通算25勝を上げ、同時期の川上憲伸選手とライバル関係にあったことでも知られています。

プロ入り後

1997年のNPBドラフトで近鉄バファローズから1位指名を受け、プロ入りを果たしました。1998年から先発ローテーションに入り、初年度には6勝を挙げるなど順調に見えましたが、後半戦での調子の失速で新人王の獲得を逃します。
最初は順調だったキャリアも、徐々に球速が低下し、フォームの改造が影響したのか、3年目には最速が130km/h前後に落ちてしまいます。

2001年には読売ジャイアンツにトレード移籍しますが、2002年には戦力外通告を受けます。その後、独立リーグであるカナディアン・ベースボール・リーグのカルガリー・アウトローズでプレーするも、結果は振るわず、2004年には現役を引退しました。

引退後

引退後は先輩の会社に就職しましたが、企業の方向性が自分の考えと合わないことから退社。その後、2006年4月にアルク有限会社を設立し、野球関連のグッズやアスリート向けのサプリメント、健康食品などを販売しています。特に、野球ユニフォームの泥汚れを落とす強力洗剤の開発に力を入れています。また、元プロ野球選手を取材する「ドリームネクスト」というウェブサイトも運営しています。

2016年には母校の法政大学野球部で投手コーチに就任し、その後も指導者としての活動を続けていましたが、指導方針に問題があったことが報じられ、2018年には謹慎処分を受けることになりました。

記録

• - 初登板：1998年5月30日、対千葉ロッテマリーンズ戦
• - 初勝利：1998年6月13日、対西武ライオンズ戦
• - 通算成績：プロ在籍期間中に培った経験を基に、引退後は選手としてのそこから得た知識を活かし、多方面での活動を続けています。

終わりに

真木将樹のキャリアは、彼自身の努力と変化の連続が刻まれています。プロ野球選手としての経験を経て、現在はビジネスマン、そして指導者へとシフトしている彼の今後の活躍にも期待が寄せられています。

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