真鶴道路

真鶴道路（真鶴ブルーライン）とは

真鶴道路は、神奈川県南部の湯河原町から真鶴町を結ぶ、国道135号の一部を構成する有料道路です。愛称の「真鶴ブルーライン」は、その名の通り、紺碧の海を眺めながらドライブできる景観の美しい道路として知られています。神奈川県道路公社が維持管理しており、快適な走行が可能です。

現在の真鶴道路（新道）

起点: 足柄下郡湯河原町吉浜
終点: 足柄下郡真鶴町岩
延長: 4.5km
車線: 2車線
料金徴収期間: 2028年9月3日まで

真鶴半島の付け根をトンネルと橋で結び、全線立体交差となっています。湯河原方面へのハーフICが2箇所あり、全ての車両が真鶴料金所を通過します。道路交通法により、小型自動二輪車などは通行できません。ETCには対応していません。

首都圏から伊豆半島東海岸への主要ルートであり、観光シーズンには渋滞が発生しやすいです。

かつての真鶴道路（旧道）

現在、無料で通行できる国道135号（小田原市根府川～神奈川・静岡県境）も、かつては真鶴道路の一部でした。新道と並行する区間は「真鶴道路（旧道）」と呼ばれていました。

旧道は真鶴市街を経由する一般道であり、交差点が多く、新道とは異なり歩行者や自転車も通行可能でした。料金所は真鶴市街の端にあり、市街地内の交通は無料でした。

起点: 足柄下郡湯河原町門川（千歳橋、静岡県境）
終点: 小田原市根府川字片浦
延長: 10.7km
車道幅員: 5.5-7.5m
曲線半径: 55m
縦断勾配: 7.6%
車線: 2車線
料金徴収期間: 1959年9月4日から2008年9月3日まで

歴史

真鶴道路は、戦後の有料道路黎明期に建設されました。狭隘な区間を解消するためのバイパスとして計画され、1959年に真鶴市街を経由する区間が開通しました。その後、交通量の増加に対応するため、1982年に真鶴トンネルを含む新道が開通し、旧道と新道で料金が異なるようになりました。2008年に旧道が無料開放され、新道には「真鶴ブルーライン」の愛称が付けられました。

道路施設

新道

湯河原橋（全長253m）
真鶴トンネル（全長1,565m）：海面下を通る区間があります。
岩大橋（全長605m）
新島トンネル（全長560m）

旧道

吉浜橋
真鶴隧道
真鶴パーキングエリア：休憩所のみ利用可能

料金（2023年現在）

全ての車種で、区間に関わらず以下の料金が適用されます。

普通車：200円
大型車：300円
特大車：700円
軽自動車：150円

今後の計画

神奈川県では、西湘バイパスの延伸や、小田原・湯河原間の道路ネットワーク強化を検討しています。

沿道施設

新崎川
真鶴駅
* 真鶴町役場

まとめ

真鶴道路（真鶴ブルーライン）は、美しい景色を楽しみながらドライブできる、神奈川県を代表する道路です。歴史やルート、料金などを理解して、快適なドライブをお楽しみください。

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