矢場町駅

矢場町駅について

矢場町駅（やばちょうえき）は、愛知県名古屋市中区栄3丁目に位置する名古屋市営地下鉄名城線の駅です。駅番号はM04で、アクセントカラーは桃色が用いられています。駅は栄地区の南部にあり、松坂屋名古屋店（旧本店）や名古屋パルコと地下道で直結しています。このため、ショッピングやビジネス用途で訪れる人々にとって非常に便利な拠点となっています。

設置の歴史

当駅は元々設置予定ではありませんでしたが、1963年9月に金山から栄間の建設が始まった後の1964年5月に追加設置が決定されました。実際の開業は1967年3月30日であり、その後も駅として数回のアップデートが行われています。例えば、1994年には光の広場行きのエレベーターとエスカレーターが設置され、2012年にはバリアフリー化に向けた大規模な改修が実施されました。これにより、エレベーターの設置やエスカレーターの撤去・更新が行われ、より利用しやすい駅となっています。

駅の構造と特長

矢場町駅は相対式2面2線のホームを持つ地下駅で、可動式ホーム柵が設置されています。改札口は2か所あり、各ホームと南改札口との接続を担うエレベーターが設置されています。さらに、コンコースから3番出入口へもエレベーターがつながっており、アクセスの利便性が向上しています。改札外には光の広場と松坂屋南館のエレベーターもありますが、光の広場のエレベーターは5:30から24:30まで利用できる一方、松坂屋南館のエレベーターは終日の利用が可能ですが、利用できない時間帯が設定されています。

利用状況

利用者数は朝夕のラッシュ時に特に多く、周辺のオフィスビルや松坂屋、名古屋パルコへの訪問客が大勢います。そのため、名城線の駅の中で栄駅や金山駅に次いで多くの利用者がいます。また、栄駅が混雑しやすいため、矢場町駅から栄方面に向かう人も少なくありません。この駅は名古屋市営地下鉄の中で他路線と接続していないにもかかわらず、非常に高い利用数を誇っています。名古屋市の統計によると、矢場町駅の一日平均乗車人員は名古屋市営地下鉄87駅中で5位にランクインしています。

駅周辺の環境

矢場町駅の周辺は名古屋の中心繁華街にあり、隣の栄駅・上前津駅と直結しています。この地域は江戸時代に遡る歴史的な地名で、「矢場町」という名称もその名残です。現在では周辺の繁華街や商業施設が活発で、松坂屋名古屋店を中心に多くのショッピングエリアや飲食店、文化施設があります。

主要施設

以下は矢場町駅周辺の主な施設です：

• - 松坂屋名古屋店（本館・北館・南館）
• - 名古屋パルコ（西館・南館・東館）
• - ハンズ名古屋松坂屋店
• - 名古屋CLUB QUATTRO
• - センチュリーシネマ
• - 矢場とん本店

これらの施設は駅周辺に散らばっており、ショッピングやグルメを楽しむ訪問者にとって非常に便利です。

航空写真や地図を探せば、駅の周辺にどのような場所があるのか一目で確認できます。近くには公園や文化施設もあり、名古屋の都会的な顔と同時に自然も楽しむことができます。矢場町駅は名古屋の交通の要所として欠かせない存在であり、その利便性と歴史的背景からも注目されています。

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