石仏駅

石仏駅の概要

石仏駅（いしぼとけえき）は、愛知県岩倉市石仏町に位置する名古屋鉄道犬山線の駅です。駅番号はIY08で、周囲の住宅地や商業施設へのアクセスが良好です。1912年に開業し、長い歴史を有するこの駅は、地域の交通の要所となっています。

歴史

石仏駅は、大正元年の1912年8月6日に開設され、その後も数多くの変遷を経てきました。1982年に新しい駅舎が完成し、2004年には無人化されました。無人化に伴い、SFパノラマカードやユリカが使用できる駅として、自動券売機や精算機が設置されるようになりました。2008年のダイヤ改正では、準急停車駅としての地位を得て、名古屋方面へのアクセスが改善されました。更に、2011年2月からはICカード乗車券「manaca」が導入され、翌年にはトランパスのサービスが終了しました。2020年になると、駅東口が供用を開始し、利便性が向上しました。

駅の構造

この駅は、8両編成が停車可能な相対式ホーム2面2線を持つ地上駅です。無人駅であるため、集中管理システムが導入されており、ホーム間の移動は犬山方に設けられた跨線橋を利用します。しかし、バリアフリー環境には今一つのコンディションがあり、エレベーターや車椅子対応トイレは未設置の状態です。2020年度にはバリアフリー化工事が予定されており、今後の改善が期待されています。

利用状況

利用者数は、2013年度には一日平均で3,258人となっており、名鉄の全駅の中では132位に位置しています。一方で、1992年度時点では3,141人でした。このことから、石仏駅の利用者数は若干ながら増加傾向にあります。また、準急の停車が開始されたことにより、利用者数も徐々に上昇しているようです。

駅周辺

駅周辺は、1985年まで農業が盛んでしたが、1995年の土地改良工事を経て多くが住宅地となりました。駅の北側や西側には、近くの街との境界があり、様々な交通手段が整っているためアクセスが便利です。主な周辺施設には、岩倉神野郵便局やDCM21岩倉店、県立一宮南高校、県立一宮工科高校などがあります。

交通

かつて駅の西側には岩倉バスストップがありましたが、現在は廃止されています。代わりに、駅から徒歩約5分の距離に「加納南」バス停が設けられ、ウキナオ・一宮市民病院南行きや千秋病院行きのバスが運行されています。

隣接駅

石仏駅の隣接駅は、岩倉駅（IY07）および布袋駅（IY09）です。犬山線上では、準急や普通列車が停車し、急行以上の列車は通過します。このように石仏駅は、地域の交通を支える重要な役割を果たしています。

このような多くの歴史と背景を持つ石仏駅は、今後も地域の中心的な存在として、その役割を果たしていくでしょう。

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