石垣雅海

石垣雅海 - プロ野球選手

石垣雅海（いしがき まさみ、1998年9月21日生まれ）は、山形県酒田市出身のプロ野球選手で、中日ドラゴンズに所属している内野手及び外野手である。投打は右で、ユーティリティープレイヤーとして内外野全てのポジションをこなす能力を持ち、将来の和製大砲として期待されている。

経歴

プロ入り前

石垣は小学3年生の頃、亀城小野球スポーツ少年団に加入し、ここで野球を始めた。酒田南高等学校では1年生から三塁手のレギュラーとしてチームに貢献し、2年生秋以降は主将を務めた。高校3年時には山形県大会準決勝まで進出したが、甲子園出場は果たせなかった。それでも、彼は3試合で4本塁打を放ち、山形県高校野球連盟の奨励賞と優秀野手賞を受賞するなど、その実力を示した。高校通算で37本の本塁打を記録し、遠投100メートル、50メートルを5.9秒で走るなど、運動能力にも優れた選手であった。

2016年のドラフト会議では、中日ドラゴンズから3位指名を受け、契約金5000万円、年俸540万円で選手契約を結び、背番号は32となった。

中日時代

2017年にプロ入りすると、石垣は二軍公式戦に60試合出場し、3本塁打、14打点、打率.197を記録した。9月30日には一軍に登録され、10月4日の横浜DeNAベイスターズ戦で初めて一軍出場を果たした。シーズンの締めくくりに、2017アジアウインターベースボールリーグでNPBウエスタン選抜にも選ばれた。

2018年はフレッシュオールスターゲームに出場し、MVPを獲得したものの、一軍での出場機会はなかった。2019年には、「スカパー! ファーム月間MVP賞」を受賞し、8月に対巨人戦で初安打、さらに9月には初打点を挙げた。

2020年には、7月にようやく一軍に昇格し、代打で出場して初本塁打を記録。二軍では40試合に出場し、打率.372という好成績を残した。オフには有名選手の浅村栄斗に弟子入りするなど、さらなる成長を目指した。

2021年は春季キャンプで一軍に合流するも、負傷の影響で昇格を逃した。しかし、二軍ではチーム最多の9本塁打を放つ等、力を示した。2022年は高橋周平の故障によって開幕一軍入りし、その後も一軍と二軍を行き来していたが、8月には2年ぶりの本塁打を打ち、自己最多となる50試合に出場した。2023年は出場試合数が減少し、成績も低迷している。

選手としての特徴・人物

石垣はその運動能力と多様性から、内外野いずれのポジションでも活躍することができる貴重な選手であり、その打撃力も期待されている。2022年には高校時代に出会い、NHK山形放送局のキャスターである我孫子明里との結婚を発表し、私生活でも注目を集めている。彼の未来はまだまだ明るいと言えるだろう。

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