神宮丸太町駅

神宮丸太町駅

概要

神宮丸太町駅は、京都府京都市左京区に位置する京阪電気鉄道鴨東線の駅です。駅番号はKH41。かつては丸太町駅という駅名でしたが、2008年に現在の駅名に改称されました。地下駅で、島式1面2線のホーム構造を持ちます。水色のホームカラーが特徴的です。

歴史

神宮丸太町駅は、1989年10月5日、鴨東線の開業と同時に丸太町駅として開業しました。開業当初から急行列車が停車する駅でした。その後、2008年10月19日に神宮丸太町駅に改称されました。

改称後も駅は改良を続け、2009年12月にはホームに異常通報装置が設置され、2013年12月26日には視覚障害者用誘導鈴が音声案内に更新されました。2014年には身体障害者対応エレベーターの更新工事が行われ、一時使用停止となりましたが、同年12月1日には使用が再開されました。

2016年にはダイヤ改正により日中の普通電車の運行が廃止され、準急のみ停車する時間帯ができました。同年10月31日にはコンコースに旅客案内ディスプレイが設置され、2018年1月31日には観光総合案内板も設置されました。

駅構造

神宮丸太町駅は地下2階建ての駅で、地下1階に改札とコンコース、地下2階にホームがあります。改札口は1か所のみです。コンコースには西協友一による陶板画「平安神宮絵図」が飾られています。

バリアフリーにも配慮されており、開業時から2基の身障者対応エレベーター、多目的トイレ、点字案内図、点字料金表などが設置されています。地上とコンコース間を繋ぐエレベーターは、京都大学医学部付属病院や京都府立医科大学に近い5番出口に設置されています。

2番出口の階段途中には、ライブハウス「京都クラブメトロ」の入口があります。ホーム有効長は8両分です。

防災対策

水害対策として、エレベーターを除く地下構内の出入口には金属製の床板が設置されており、水害発生時には床板が持ち上がり浸水を防ぎます。壁の一部も水害対策として可動式になっています。また、持ち運び式の金属板などの止水板も備えられています。

駅構内はITVで常時監視され、駅事務所の防災管理盤に映像が表示されます。火災発生時には、防火防煙シャッターの制御、排煙機の運転、自動改札機の開放、火災発生表示機の点灯、運転指令所への通報などが自動またはワンスイッチで実行されます。警察無線や消防無線を使用できる設備も完備されています。

列車の発着

一部の時間帯を除き、急行列車は運行されておらず、主に準急と普通列車が停車します。淀屋橋方面の列車は、隣の三条駅で特急や快速急行に接続する便が多いです。2009年9月以降、出町柳行きの最終特急は三条駅から普通電車として運行されており、神宮丸太町駅に追加停車する形となっています。大晦日と正月の終夜運転時には、急行列車が運転されます。ダイヤの乱れにより上り特急が三条駅で準急・普通と接続できない場合は、神宮丸太町駅に臨時停車する場合があります。出町柳方面の列車は、駅の時刻表では列車種別に関係なく普通列車として表示されます。

利用状況

2009年11月10日の乗降人員は10,694人でした。（近年の利用客数の推移は省略）

駅周辺

神宮丸太町駅は、川端通の地下、丸太町通との交差点（川端丸太町交差点）のやや北側に位置しています。駅西側には鴨川が流れ、丸太町橋がかかっています。周辺は住宅地で、学生向けのマンションが多いです。京都市営地下鉄烏丸線の丸太町駅とは約1キロ離れています。

駅周辺には、京都大学（吉田キャンパス）、京都大学医学部附属病院、京都府立医科大学、京都府立医科大学附属病院、平安神宮、岡崎公園、京都市美術館、京都市動物園などの施設があります。また、多くのバス路線も利用できます。

バス路線

丸太町通と川端通の交差点には、京都市営バスと京都バスのバス停があります。バス停名は、市営バスは「丸太町京阪前」、京都バスは「川端丸太町」です。

隣の駅

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
丸太町駅（京都市営地下鉄烏丸線）

外部リンク

神宮丸太町駅 - 京阪電気鉄道
おけいはん.ねっと｜駅情報局：神宮丸太町駅

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