神戸商工会議所

神戸商工会議所について

神戸商工会議所（こうべしょうこうかいぎしょ）は、略称で「神商」として知られ、英語ではThe Kobe Chamber of Commerce and Industryと呼ばれています。主に神戸市内に事業所を持つ企業や団体によって運営されており、約1万1千社の会員を有しています。また、東京、大阪に次いで日本で3番目に古い商工会議所として、その歴史は非常に古いものです。

沿革

神戸商工会議所の歴史は1878年に遡ります。その年、兵庫区長の神田兵右衛門が発起人として兵庫商法会議所が設立されました。翌年には、兵庫と神戸が合併し、神戸区が発足したことに伴い、名称が神戸区商法会議所に変更されました。1886年には再び神戸商業会議所が設置され、1890年には全国に先駆けて商業会議所条例に基づく神戸商業会議所として農商務大臣の認可を受けました。

1928年には商工会議所法の制定により、神戸商工会議所として改組され、その後もいくつかの法改正を経て、1946年には社団法人神戸商工会議所として再編成されました。1954年には新商工会議所法に基づき特別認可法人へと移行し、1978年には創立100周年を記念して小磯良平監修によるロゴマークが作成されました。さらに2002年には特殊法人等整理合理化計画に関連し、特別民間法人に改組されました。

部会および支部

神戸商工会議所では、会員が所属する業種に応じてさまざまな部会が設けられています。これにより、特定の業種に特化した情報交換や支援が可能となり、会員のビジネス活動を支援します。主な部会には次のようなものがあります。

• - 小売商業
• - 卸売商業
• - ファッション
• - 化学
• - 機械金属
• - 食品
• - 貿易
• - 理財
• - 建設
• - 海運港湾
• - 集客交通観光
• - 情報産業
• - サービス文化

このように、多岐にわたる部会が存在することで、幅広い業種のニーズに応じた支援や交流が行われています。

歴代会頭および関連項目

神戸商工会議所は、その設立以来、多くの歴代会頭が存在し、それぞれが組織や地域の発展に貢献してきました。また、関西地域の経済団体としても重要な役割を果たしており、日本商工会議所や関西経済連合会、関西経済同友会との関連も深いです。

参考文献

• - 神戸商工会議所編『扇港財界の歩み：神戸商工会議所六十年史』神戸商工会議所、1953年3月
• - 新修神戸市史編集委員会編『新修神戸市史 産業経済編Ⅳ 総論』神戸市、2014年3月

このように、神戸商工会議所は長い歴史を持つ商工団体であり、地域経済の活性化と会員のビジネス支援に力を入れています。

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