福永裕基

福永 裕基について

福永 裕基（ふくなが ひろき）、1996年9月16日生まれは、滋賀県八日市市（現在の東近江市）出身のプロ野球選手で、中日ドラゴンズに所属する内野手です。彼は右投右打のスタイルを持ち、若くしてプロとしての道を歩み始めました。

経歴

プロ入り前

福永は八日市市立布引小学校にて野球を始め、布引ハンターズでのプレーを経て、近江兄弟社中学校で竜王ジャガーズの一員として活動しました。天理高等学校に進学すると、1年生の秋からベンチ入りし、活躍が期待されましたが、甲子園出場は果たせませんでした。厳しい勝負を経て、彼は高等学校の野球を終えます。

専修大学では、レギュラー選手として色々な試合での経験を積み、打率0.288を記録しながら主将も務めるという責任ある役割を担っていました。大学時代には多くの逸材とともにプレーし、特にチームを引っ張る存在としての評価を受けました。

日本新薬に就職後は、全国大会での活躍を続け、特に打撃面で3割を超える成績を残しました。ここでの経験が後のプロ入りを果たす基盤となります。2022年のプロ野球ドラフト会議では、入社4年目にして中日ドラゴンズから7位指名を受け、3000万円の契約金で入団が決まりました。

中日時代

プロ入りした2023年、春季キャンプは一軍でのスタートを切ります。同じ内野手のチームメイトが怪我をする中、彼は3月31日の開幕戦で「7番・二塁手」として初先発。試合では、幸運な形でプロ初安打を記録しました。レギュラーとして活躍が期待されましたが、試合中の接触で打撲を負う場面もありました。それでも、5月にはプロ入り初本塁打を記録するなど、急成長を遂げます。

しかし、夏以降は打撃に苦しみ、8月には初の登録抹消を経験しましたが、二軍での再調整を経て一軍復帰。2023年のシーズンでは97試合に出場し、打率.241、2本塁打、15打点を記録しました。シーズン後には、720万円増加の年俸1440万円で契約更改を果たすなど、順調な成長を見せています。

選手の特徴

福永選手は、広角に打てる技術を持ち、かつ長打力も兼ね備えた選手です。50メートル走が6.1秒という俊足と、110メートルを越える遠投力を持ち、守備においても二塁の他、一塁、三塁、遊撃と多彩にプレーできるユーティリティープレイヤーです。高校の先輩である中村奨吾を目標とし、さらなる成長を目指しています。

彼の愛称には「福ちゃん」「福さん」「ふっくん」があり、中日OBの川上憲伸がこの愛称を付けました。社会人時代に2度の指名漏れを経験し、26歳という年齢も影響しつつも、プロ入りを果たした彼の姿勢には多くのファンが息をのむでしょう。

入団時にはプロテインを持参し、特にストロベリー味を好むという一面も持っています。これまでの経歴を経て、福永選手は今後もプロ野球界での活躍が期待されています。一緒に応援し続けることが、ファンとしての楽しみの一つです。

もう一度検索