秋山拓巳

秋山拓巳について

秋山 拓巳（あきやま たくみ、1991年4月26日生まれ）は、香川県丸亀市出身のプロ野球選手です。彼は投手で、現在は阪神タイガースに所属し、愛称は「アッキャマン」として親しまれています。

経歴

プロ入り前

秋山の野球キャリアは父とのキャッチボールがきっかけで始まりました。3歳から野球に親しみ、小学校に入ると「今津スポーツ少年団」に所属しました。小学3年生のとき、愛媛県西条市に転居し、「西条リトルリーグ」で全国大会に出場。その後、中学時代には「西条リトルシニア」に参加し、シニア日本代表として世界大会にも出場しました。

西条高校では、1年生の秋から4番打者を務め、2年生の春にはエースとしても活躍しました。高校通算で48本塁打を記録し、「伊予ゴジラ」と呼ばれる強打者として名を馳せました。2009年のプロ野球ドラフトでは阪神タイガースから指名され、契約金4000万円で入団が決まりました。

阪神時代

プロ入り初年度の2010年、秋山は8月21日に読売ジャイアンツ戦で一軍デビューを果たしました。続く8月28日の東京ヤクルトスワローズ戦で初勝利を挙げ、高卒新人投手としては長い間記録を持つことになります。同年、全7試合に先発登板し、4勝3敗、防御率3.35という成績を残しました。

だが、2011年には肩の故障に苦しみ、多くの試合を二軍で過ごしました。2012年は一軍での投球が不安定で、2013年にはウエスタン・リーグで防御率2.53と活躍を見せますが、一軍では結果を残せませんでした。

2014年にはウエスタンリーグで最多勝を分け合うなど、成長を見せましたが、一軍では苦戦が続きました。2015年、ついに試合での存在感を示しますが、勝利には結びつきませんでした。2016年、ウエスタン・リーグで9勝を挙げるも、再び苦い結果に終わったシーズンを過ごしました。

特に2017年には自己最多の12完投勝利を達成し、シーズン通算では12勝6敗、防御率2.99を記録しました。規定投球回数にも到達し、リーグ最少の与四球率という素晴らしい結果を残しました。

2018年から2023年までのシーズンでは、一進一退の成績が続き、全体を通して安定感を欠く年もありました。シーズン終了後、2024年には現役引退を発表しました。

選手としての特徴

秋山は投球スタイルが注目されており、高い制球力を誇ります。平均球速は約140km/hで、最速150km/hのストレートやカットボールに、シュートや縦のカーブを織り交ぜる投球が特徴です。高校時代に力強い打撃を誇っていたことがありましたが、投手へのこだわりから今の道を選びました。

人物

趣味は釣りや買い物で、好きな言葉には「捲土重来」があります。友人関係も広く、著名人との交流も多く、社会貢献活動にも積極的に関与しています。特に、2021年には自身の成功を祝ってEXILEのATSUSHIとのコラボ曲が生まれました。

秋山の野球人生は多くのファンに支えられ、彼の成長を見守ったことでしょう。今後の活動も注目されます。

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