秋桜子

秋桜子（こすもすこ、Cosmosco）は、年齢非公表の日本の女優、モデルである。北海道で生まれ育ち、芸能事務所ティー・アーティストに所属している。趣味は散歩、カラオケ、ショッピングと多岐に渡る。

彼女の芸能活動の始まりは、17歳の時、写真家・荒木経惟氏の札幌でのトークショーがきっかけだった。そこで荒木氏に声をかけられ、モデルとして活動することになる。撮影旅行中にコスモスを手にした彼女の写真が印象的で、荒木氏によって「秋桜子」という芸名が与えられた。

1998年には、ロンドン留学からの帰国を機にヌード写真を中心とした写真集『秋桜子』（小学館）を発表。荒木経惟氏撮影によるこの写真集は、彼女のキャリアにおける重要な転換点となった。以降は、主に女優として活動の場を移し、映画やテレビドラマを中心に活躍するようになる。

映画出演作品は多岐に渡る。自主制作映画から商業作品まで、ジャンルを問わず幅広い作品に出演している。主な作品として、『真心』（2001年、前田良輔監督）、『ラブハンターチャンス』（2003年、山内洋子監督）、『溺愛ヘルペス』（2003年、山内洋子監督）、『蒸発旅日記』（2003年、山田勇男監督）、『L'amantラマン』（2004年、廣木隆一監督）、『夢幻彷徨』（2004年、木村威夫監督）、『誰が心にも龍は眠る』（2005年、堀江慶監督）、『探偵事務所5「楽園」』（2005年、林海象監督）、『私の中のアイヒマン』（2006年、内田英治監督）、『代々木ブルース』（2006年、廣田正興監督）、『やわらかい生活』（2006年、廣木隆一監督）、『蟲師』（2006年、大友克洋監督）、『卍』（2006年、井口昇監督）などがある。『私の中のアイヒマン』と『卍』では主演を務めた。

Vシネマやネットシネマにも出演し、主演作も多い。『新・痴漢日記2』（1999年、安藤尋監督）、『渇いた花 〜four by four equal one「温度」』（2003年、永瀬正敏監督）、『探偵事務所5「七つの顔」』（2005年、中井庸友監督）などがある。

テレビドラマにおいても、個性的な役柄で視聴者を魅了している。代表的な出演作として、『私立探偵 濱マイク』（2002年、読売テレビ）、『ダムド・ファイル』（2003年、名古屋テレビ）、『怨み屋本舗』（2006年、テレビ東京）などがある。『ダムド・ファイル』では主演を務めている。

さらに、CMやミュージックビデオにも出演している。フンドーキン醤油のCMでは、世界的俳優であるジャン・レノ氏と共演を果たした。ミュージックビデオでは、真心ブラザーズの「流れ星」「橋の上で」「この愛は始まってもいない」などに出演している。

秋桜子は、写真集から女優としての活動まで、多様な表現活動を通して存在感を示し続けている稀有な存在と言えるだろう。彼女の今後の活躍にも期待がかかる。

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