竹書房

株式会社竹書房について

株式会社竹書房（たけしょぼう、TAKESHOBO Co., Ltd.）は、東京都千代田区に本社を構える日本の出版社です。1972年に創業された同社は、特に麻雀をテーマにした出版物で知られており、日本初の麻雀専門誌である『月刊近代麻雀』が創刊されたのは、設立の1か月後のことでした。この創刊によって、竹書房は麻雀文化の発展に大いに貢献することになりました。

竹書房の出版物は、麻雀に関連する書籍や漫画だけでなく、一般的な漫画雑誌、小説、官能小説、さらには写真集にまで及び、多岐にわたります。また、麻雀ビデオや映画、海外ドラマといった映像作品も手掛けています。特に、竹書房は麻雀をテーマにしたエンターテインメントの分野でも存在感を発揮しており、様々な形式のメディアを通じて麻雀愛好者に楽しんでもらえるコンテンツを提供しています。

沿革

竹書房の歴史は、1972年10月の創立から始まります。創業者である野口恭一郎は、当時の麻雀愛好者のニーズに応えるため、麻雀専門の出版物の拡充を目指しました。その後、同社は1980年代までに麻雀劇画専門誌や4コマ漫画誌の出版を開始し、多くの人気タイトルを世に送り出しました。

1981年には、4コマ漫画誌『月刊ギャグダ』を創刊し、その後は『月刊別冊近代麻雀』や『月刊近代麻雀ゴールド』など、多くの雑誌を展開しました。また、エンターテインメントの新しい形態として、インターネット上での4コマ漫画の配信プラットフォーム「まんがライフWIN」を開設し、デジタルコミックの世界へも進出しました。

最近では、ミニアニメ制作にも参入し、シリーズとして放送された『森田さんは無口』は、低コストで高い収益を上げることに成功しました。これを機に、製作委員会方式を採用したいくつかの新作が世に出ることとなりました。

現在の活動

現在の竹書房は、多様な出版物以外にも、映像作品やデジタルコンテンツの制作・配信に積極的に取り組んでいます。竹書房の強みは、紙媒体での発行に留まらず、デジタルでも多くの作品を提供し、より広い読者層にアプローチできる点にあります。特に、ボーイズラブや官能小説刊行のユニークさも、竹書房でしか見られない魅力の一つとなっています。

さらに、ウェブサイトやSNSを駆使した情報発信により、読者との距離を縮め、新しい楽しいコンテンツの提供に努めています。その結果、多くのファンに愛され、支持を受ける出版社としての地位を確立しています。

雑誌一覧

竹書房からは、現在さまざまなジャンルの雑誌が発行されています。主なものには次のようなものがあります。

• - 麻雀劇画誌: 近代麻雀（毎月1日発売）
• - 劇画誌: 月刊劇漫スペシャル（毎月18日発売）
• - 4コマ誌・ショートコミック誌: まんがライフオリジナル（毎月11日発売）
• - ボーイズラブコミック誌: 麗人（偶数月9日発売）

これらを含む多彩なジャンルの雑誌は、竹書房の強固なブランド力を支える重要な要素となっています。今後も、竹書房は新たな試みを続けながら、日本の出版界の発展に寄与し続けることでしょう。

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