竹鼻駅

竹鼻駅の紹介

竹鼻駅（たけはなえき）は、岐阜県羽島市竹鼻町狐穴栄町に位置する名古屋鉄道竹鼻線の駅です。駅番号はTH06であり、地域鉄道の重要な拠点として親しまれています。この駅は、第2回「中部の駅百選」にも選ばれており、観光や通勤客にとって便利なアクセスを提供しています。

歴史の歩み

竹鼻駅は1921年6月25日に竹鼻鉄道の駅として開業しました。その後、1929年2月19日に栄町駅へと名称が変更され、1943年に名古屋鉄道に合併されました。さらに1951年に再度竹鼻駅に改称されました。

1970年代には、駅の貨物営業が終了し、1982年には羽島線の開通に伴い急行停車駅となります。しかし、2001年には急行運転が消滅しました。無人化が進む中、2007年には駅が無人化され、トランパス（ICカード乗車券）が導入されるなどの近代化が進みました。2011年には「manaca」カードも使用可能になりました。

駅の構造

この駅は、単式1面1線のホームを持つ地上駅であり、無人駅となっています。駅は名鉄岐阜駅による集中管理が行われており、駅舎の外観には最近の工事により変更が見られます。以前は旧荷物取扱所が自転車駐輪場に改造され、駐輪場は改札口と接続していましたが、無人化に伴って入口が道路側に移設され、改札内とは切り離されました。この結果、駅舎の外観にも変化があり、さらに車椅子対応のスロープも新たに設置されました。

利用状況

2013年度のデータによると、竹鼻駅の1日平均乗降人員は約2,061人で、名鉄全駅中181位に位置しています。1992年度には、1日平均乗降人員が3,639人に達し、当時は名鉄全駅中122位でした。このように、駅の利用状況は時間と共に変遷しており、地域の交通の重要性を反映しています。

竹鼻分庫

竹鼻鉄道の開業当初から、駅には検車庫がある竹鼻分庫が併設されていましたが、1962年にはその検車設備が撤去されました。その後、暫定的に車輌の一時留置や、それに関連する資材置場に利用されていましたが、最終的には1980年頃に沿道の拡幅のために用地が羽島市へ売却されました。

駅周辺の施設

竹鼻駅の周辺には、羽島市民病院や八剱神社、羽島市立竹鼻小学校などがあり、地域住民にとって利便性の高い場所です。旧市街に近い位置にあり、昔ながらの街並みが残っています。

まとめ

竹鼻駅は、岐阜県羽島市における交通の要所として、長い歴史を持ち、多くの人々に利用されています。その変遷とともに、今後も地域の活性化に寄与することが期待されています。

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