紅ゆずる

紅ゆずるのプロフィールとキャリア

紅 ゆずる（くれない ゆずる）は、日本の女優であり、元宝塚歌劇団星組トップスターです。彼女は1976年8月17日生まれで、大阪府大阪市で育ちました。東大谷高等学校を卒業し、173cmの身長とA型の血液型を持っています。愛称には「さゆみ」「さゆちゃん」「ゆずるん」「べに子」などがあり、親しまれています。

音楽学校から宝塚へ

紅は2000年に宝塚音楽学校に入学し、2002年には宝塚歌劇団に88期生として入団しました。入団時の成績は47番で、星組公演「プラハの春／LUCKY STAR!」でデビューを果たしました。しかし、初期のキャリアにおいては役に恵まれない時期が続きました。そんな中、2008年には「THE SCARLET PIMPERNEL」の新人公演で初主演を果たし、順調にキャリアを伸ばしていきました。

トップスターとしての活躍

2016年11月21日には、星組トップスターに就任し、相手役の綺咲愛里と共に「THE SCARLET PIMPERNEL」で大劇場お披露目を行いました。彼女はこの作品の再演でも主演として注目を浴び、その後も「風と共に去りぬ」や「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」などで活躍を続けています。特に、2018年の第3回台湾公演「Thunderbolt Fantasy」では、主演として凱旋したことが記憶に残ります。

宝塚歌劇団退団後の活動

2019年10月に宝塚歌劇団を退団してからは、松竹エンタテインメントに所属し、タレント活動を再開しました。彼女は、トップスター出身のタレントとして初めてこの事務所に加入し、数多くの舞台やイベントに出演しています。

私生活と趣味

紅は、あまり知られていないが、彼女の生まれた時のエピソードも興味深いです。出生時の体重は3520g、身長51cmであり、病院内で最も大きな赤ちゃんだったそうです。子供の頃は元気でやんちゃな性格で、近所の人々は彼女に「宝塚に入れば？」としばしば言っていましたが、本人は最初は興味を持っていなかったといいます。しかし、小学5年生のとき、偶然見かけた雪組公演に心を奪われ、宝塚を目指すことを決心しました。そのため、意外にも彼女の演技への情熱の始まりは、ひょんなことからだったのです。

主な受賞歴と活動

紅は、演技の才能により、数々の賞を受賞しています。2008年には「阪急すみれ会パンジー賞」で新人賞を受賞し、その後も宝塚歌劇団の年度賞を多数受賞するなど、多くの評価を受けてきました。

また、近年에는情報番組『よんチャンTV』の金曜レギュラーや、ドラマ『女子グルメバーガー部』にも出演するなど、幅広く芸能活動を行っています。2023年には、写真集も出版し、女優としての存在感をさらに高めています。

特に、舞台での幅広い役柄は彼女の豊かな表現力を示しており、今後の活動にも期待が寄せられています。紅ゆずるのキャリアは、宝塚時代から現在まで、様々な経験と成果に彩られています。その才能と魅力で、今後も多くの観客を魅了し続けることでしょう。

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