純アリス

純 アリスのプロフィールと活動

純 アリス（じゅん アリス）は、1953年6月20日に広島県呉市で誕生しました。本名は三浦 雅璃子（みうら まりこ）であり、後に女優やタレントとして活躍する際に公開名として名乗るようになりました。純アリスはアクトエンタープライズに所属し、身長は164cm、体型はB83cm、W57cm、H86cm（1980年6月時点）です。彼女の夫は俳優の三浦浩一であり、二人の息子である三浦孝太と三浦涼介もそれぞれ俳優として活躍しており、次男の孝太は2021年に芸能界を引退しました。

家族と幼少期

純 アリスは一人っ子として育ちました。父親は戦後のニュージーランド兵で、母親は日本人でした。彼女が2歳のときに両親は離婚し、その後父親はニュージーランドに帰国しました。母親は東京に移住し、雅璃子は兵庫県神戸市にある祖母の元で育つことになりました。中学二年生のときに上京しましたが、母親と同居することはなく、叔母の家で生活をしました。このような家庭環境から、彼女は幼少期から家庭という概念に乏しい中で育っていきました。また、彼女はニュージーランドの国籍も持っていました。

キャリアの始まり

雅璃子は東京音楽大学付属高等学校在学中にスカウトされ、ファッションモデルとしてデビューします。彼女は『装苑』などの有名ファッション雑誌でモデル活動を始め、その美貌とスタイルで人気を博しました。特にその人気は1970年代前半にピークを迎え、多くのCMや雑誌に登場しました。

1972年、純 アリスはTBSのテレビドラマ『ママはライバル』で女優デビューを果たし、青海マリ役を演じました。この役で脚本家の佐々木守によって「純 アリス」と名づけられ、その名前で広く知られることとなりました。彼女は同作の主演女優と同じ学校に通っていた岡崎友紀でした。さらに、1973年には「アザミの花」で音楽界にも進出し、シンガーとしてのキャリアもスタートさせます。

舞台活動と結婚

1977年、親友と共に観劇を行った東京キッドブラザースの舞台に強く感銘を受けた彼女は、舞台演技を志し、同劇団に参加しました。そこで柴田恭兵や坪田直子、そして当時の同劇団のメンバーの一人である三浦浩一と共に活動し、彼らとともに日本の舞台界で確固たる地位を築いていきました。

1980年には同じ劇団で出会った三浦浩一と結婚します。結婚後、彼女は夫と共にテレビショッピング番組に司会として出演し、その活動は多岐にわたりました。彼らは仲睦まじい姿勢で、多くのファンに親しまれました。

後半生と死去

純 アリスは長いキャリアの中で多くのテレビドラマやCM、舞台に出演し、顕著な活躍を見せました。しかし、彼女は2019年7月12日、癌との闘病の末、東京都内の病院で66歳でこの世を去ることとなりました。

純 アリスの人生は多くの困難や試練を乗り越えたものでしたが、彼女の存在は日本のエンターテインメント界において特別なものであり続けました。彼女の遺した作品は、今も多くの人々の心に刻まれています。

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