羽月隆太郎

羽月 隆太郎選手のプロフィールと経歴

羽月隆太郎（はつき りゅうたろう）は、2000年4月19日生まれで、宮崎県宮崎市出身のプロ野球選手です。広島東洋カープに所属しており、内野手及び外野手としてプレーしています。投球は右、打撃は左のスタイルを持つ選手であり、小柄ながらも非常に優れた身体能力を誇ります。

プロ入り前の経歴

羽月選手は、6歳年上の兄の影響を受けて、幼少期から野球を始めました。小学二年生の頃、スポーツ少年団の国富ドッグベアーズで野球デビューを果たし、最初は投手として活動していたものの、中学校では宮崎リトルシニアに所属し、二塁手に転向しました。

神村学園高等部に進学した羽月選手は、1年次の夏からチームにレギュラーとして定着します。2年次には全国大会に出場し、実力を証明しました。これらの経験を経て、2018年のNPBドラフトで広島東洋カープから7巡目で指名され、2500万円の契約金で入団。背番号は69に決まりました。

広島東洋カープ時代

プロ入り後の2019年は、まずは二軍での経験を積みました。ウエスタン・リーグでは、特に9月に入ってからのパフォーマンスが光り、月間MVPを獲得するほどの好調を維持しました。シーズン全体では89試合に出場し、打率も.300を超え、26盗塁を記録するなど期待を集めました。

2020年は春季キャンプから二軍でのスタートとなりましたが、公式戦においては8月に初めて一軍出場を果たします。その試合では、守備でのダイビングキャッチや、セーフティスクイズを成功させるなど印象深い活躍を見せました。シーズンを通じて17試合に出場しました。

2021年にはより多くの試合での出場機会を享受し、特に外野手としても起用され始めます。このシーズン中に初めての本塁打も記録しました。しかし、6月には新型コロナウイルス感染による影響で出場選手登録を抹消されるなどの試練も経験しました。

2023年の活躍

2023年は、羽月選手にとってさらなる飛躍の年となりました。特に6月11日の千葉ロッテ戦では、初安打と初打点を同時に記録するなど、印象強いスタートを切りました。この年は最終的に50試合に出場し、14盗塁を成功させました。また、クライマックスシリーズでは象徴的なプレーを見せるなど、ファンの期待を裏切らない成績を収めました。

プレースタイルと人柄

羽月選手のプレースタイルは、俊足巧打に特徴づけられます。50メートル走のタイムは5秒7に達し、非常に高い脚力を誇ります。身長167cm、体重70kgのスリムな体格ながら、打撃においては非常に高いミート力を持っています。プロ入り当初から「トリプルスリー」の達成を目標に掲げており、そのために盗塁数の向上を狙っています。

また、彼は非常に明るい性格の持ち主で、チーム内では愛称「ルーペ」や「ドビー」と呼ばれることもあります。憧れの選手は同じカープの菊池涼介選手であり、彼から内野守備やプレースタイルについて多くのことを学んでいます。これからの成長が非常に楽しみな選手です。

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