羽生田駅

羽生田駅の概要

羽生田駅（はにゅうだえき）は、新潟県南蒲原郡田上町羽生田にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）信越本線の駅です。この駅は、その地域にとって重要な交通拠点の一つとして機能しています。

歴史

羽生田駅は1903年に北越鉄道の駅として開業し、当初は矢代田駅と加茂駅の間に新設されました。1907年には北越鉄道が国有化され、帝国鉄道庁の駅となりました。1963年に貨物取扱が廃止され、1984年には荷物の取扱いも終了しました。その後、1987年の国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となりました。2006年からはICカード「Suica」の利用が可能となり、2007年には現駅舎が使用開始されました。さらに、2021年1月にはみどりの窓口の営業が終了し、2023年には終日無人駅として運営されています。

駅の構造

羽生田駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線から成り立つ地上駅です。つまり、合計2面3線を有する設計となっています。両方のホームは跨線橋によって繋がれており、アクセスが便利です。新津駅が管理する無人駅のため、通常は駅員は常駐していませんが、駅舎内部には待合室があり、簡易Suica改札機、自動販売機、化粧室も設置されています。

利用状況

JR東日本の情報によれば、羽生田駅の1日平均乗車人数の推移は2000年度から2021年度にかけて記録されています。具体的な数値は公表されていませんが、地域の重要な交通手段としての役割を果たし続けていることがわかります。

駅周辺

羽生田駅の周囲は商店、住宅、工場が混在しており、駅の裏手には新興住宅地が広がっています。そのため、生活の利便性が高く、地域住民によく利用されています。また、この駅は田上町役場の最寄駅でもあり、行政機関にアクセスしやすい立地となっています。

駅前の施設

駅前には、新潟県道104号羽生田停車場線や国道403号沿いに、JAえちご中越の田上支店、ウエルシア新潟田上店、羽生田郵便局などがあります。

バス路線

国道403号羽生田駅前交差点の角には、新潟交通が運行する「湯田上線」のバス停留所があり、地域の移動手段としての役割を果たしています。また、町の予約型乗合タクシー「ゴマンド号」の乗降場所でもあり、周辺へのアクセスが容易です。

隣接駅

羽生田駅は、東日本旅客鉄道の信越本線に位置しています。隣接する加茂駅と田上駅との接続により、地域の交通網が形成されています。

羽生田駅は歴史ある駅でありながら、現在も地域の重要な交通インフラとして利用されています。その立地と構造は、地域住民や訪問者にとって非常に便利なものとなっており、今後もさらなる発展が期待されます。

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