肘井竜蔵

肘井竜蔵（ひじい りゅうぞう）

肘井竜蔵は、1995年11月13日に兵庫県加東市で生まれた元プロ[[野球選手]]（外野手）です。右投左打で、選手として活動していた頃は、千葉ロッテマリーンズに所属していました。彼は現在、日本プロ[[野球選手]]会の事務局で職員としての新たなキャリアを築いています。

経歴

プロ入り前

肘井は小学4年生の時から野球を始め、小野市立河合中学校で軟式野球部に所属し全国大会に出場しました。兵庫県立北条高等学校では、主将を務めつつ、硬式野球部で活躍し、秋季大会では準々決勝進出という成果を収めました。さらなる上位を目指したものの、準決勝で敗退し、近畿大会への出場は果たせませんでした。高校在学中には、国際交流事業の一環として台湾遠征にも参加しています。高校通算で46本塁打を記録し、将来のNPB入りを期待されていましたが、最後の大会で敗北し一時は夢を諦めかけました。しかし、恩師の励ましを受けてトレーニングを続け、2013年のNPB育成ドラフトで千葉ロッテマリーンズから1位指名を受けて入団しました。

ロッテでの活動

肘井は2014年に入団後、オープン戦で一軍に帯同し、早速代打として出場しました。その後、イースタン・リーグで60試合に出場し、主に外野手として活躍しました。2015年には育成選手から支配下選手に登録され、開幕戦では初スタメンを飾りました。初安打は斎藤佑樹からの適時打で、2打点を挙げる活躍を見せましたが、後に顔面死球を受け、重傷を負って3週間の入院を余儀なくされました。この影響で一軍公式戦では思うように成績を残せず、最終的に通算14試合出場、打率は.143でした。

2016年にはポジションを外野手に変更し、イースタン・リーグでサイクルヒットを達成するなどの成果がありましたが、2018年には戦力外通告を受け、現役を引退することになりました。

引退後の道

引退後は、ロッテを含む他のNPB球団からのオファーを断り、就職活動を開始しました。多様な業種に興味を持ち、多くの企業に接触する中で、日本プロ[[野球選手]]会からスカウトを受け、2019年1月から職員としての新生活が始まりました。選手会事務局の新入職員は実に10年ぶりで、彼がその最年少の職員となりました。

選手としての特徴

肘井は高校時代からの打撃センスを活かし、長距離打者としての期待が大きく、担当スカウトからも将来的に中軸を担う捕手として評価されていました。捕手としての経験は短いものの、彼は身体的な恵まれた条件と高い判断力を持ち、非常に優れた選手としての能力を発揮していました。

人物

彼は加東市出身で、先祖は九州の出身。全国的にも珍しい名字を持ち、その知名度を上げたいという目標を持っています。性格は明るく、周囲の評判も良く、チームメートからは「ゴジ」と呼ばれる愛称で親しまれていました。また、引退後も地域の子供たちとの交流活動を通じて、自身のコミュニケーション能力や発信力を発揮し、それが選手会の職員採用につながったとされています。

肘井竜蔵は、選手としてだけでなく、引退後も新しい道を歩き始め、多くの人に影響を与える存在へと成長しています。

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