自治医大駅

自治医大駅の概要

自治医大駅（じちいだいえき）は、栃木県下野市医大前三丁目に位置し、東日本旅客鉄道が運行する東北本線に属する駅です。この駅は「宇都宮線」の愛称で知られる区間に位置し、上野駅や新宿駅経由で横須賀線へ直通する湘南新宿ライン、および上野駅・東京駅を経由して東海道線に直通する上野東京ラインも利用できます。東北本線の休日おでかけパスのフリーエリアは当駅までが適用範囲です。

自治医大駅は、2018年にあしかがフラワーパーク駅が開業するまで、栃木県で最新のJR駅となっていました。

駅の歴史

この駅は、近隣地域の住宅地開発に合わせて開業され、自治医科大学附属病院への通院客やその見舞い客の移動手段としても利用されています。駅名の選定においては、近接地域の意見が交錯しました。旧国分寺町は「新小金井駅」を推したのに対し、旧南河内町は下野薬師寺に由来した「薬師寺駅」を提案しましたが、最終的には自治医科大学にちなんだ名前が選ばれることとなりました。

年表

• - 1983年4月27日: 日本国有鉄道（国鉄）の駅として開業。
• - 1987年4月1日: 国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道の駅となる。
• - 2000年2月18日: 自動改札機が設置され、供用が開始される。
• - 2001年11月18日: ICカードSuica導入。
• - 2006年7月8日: ダイヤ改正により先頭車両の15両編成が停車可能となる。
• - 2007年: ホームへの発車標設置および指定席券売機導入が行われる。
• - 2013年4月23日: みどりの窓口の営業を終了。業務が委託化。
• - 2015年3月8日: 始発から6:40までは駅員不在となる。
• - 2017年3月1日: 駅名標の英語表記を更新。

駅の構造

自治医大駅は島式ホームを有する地上駅であり、1面2線を備えています。橋上駅舎が設けられており、改札からホームへはエスカレーターやエレベーターが設置されています。改札外には東口と西口にエレベーターも配置されています。また、駅の西側には東北新幹線が走行しており、橋上駅舎からは通過する新幹線を視認できる位置にあります。今後の利用者増加を見据え、留置線の用地も確保されています。

当駅は小金井駅が管理する業務委託駅として運営されており、Suica対応の自動改札機や指定席券売機も設置されています。自動体外式除細動器（AED）も常備しており、安全対策が施されています。

駅周辺には売店は存在しないものの、自由通路上に清涼飲料水の自動販売機や新聞の自動販売機が設置されています。また、コインロッカーも備えられています。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は約3,075人であり、2000年度以降の利用状況も継続的に増加しています。

駅周辺の情報

東口

自治医大駅の東口周辺には「グリーンタウンしもつけ」というニュータウンが広がっており、自治医科大学の南側に位置しています。下野市はこの地区における都市再生計画を進めており、シェルターやアクセス道路の整備を計画しています。

西口

西口は田園風景が広がるエリアであり、旧国分寺町と旧南河内町の境界付近に位置しています。駅から徒歩数分の距離には下野市役所や交通アクセスも便利な場所にあります。

バス路線

東口には関東自動車が運行する路線バスも発着し、地域の交通網を支えています。

自治医大駅は地域の医療機関へのアクセスの良さや、周辺の発展に貢献する重要な交通拠点として、多くの利用者に支持されています。

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