船迫大雅

船迫 大雅について

基本情報

船迫 大雅（ふなばさま ひろまさ）は、1996年10月16日生まれで、宮城県刈田郡蔵王町の出身のプロ野球選手（投手）です。現在は読売ジャイアンツに所属しており、右投左打のスタイルを持っています。

経歴

プロ入り前

船迫は蔵王町立永野小学校にて小学3年生から野球を始め、蔵王町立円田中学校では軟式野球部で活動しました。彼の野球の原点には、4年生のときに野球教室で出会った原辰徳監督との初対面があると言います。聖光学院高等学校に進学後、彼はチームの一員として選抜大会や全国選手権に出場しましたが、最初の2年間はベンチ外でした。しかし、3年生の夏の選手権では、エースとして活躍し、チームをベスト8へ導きました。同学年にはプロ選手となった八百板卓丸、園部聡、佐藤都志也がいます。

その後彼は東日本国際大学に進学し、リーグ戦で44試合に登板。大学卒業後は西濃運輸に入社し、同社の硬式野球部で1年目から公式戦に登板しました。2021年の第92回都市対抗野球大会では、自己の最速を記録する150km/hを投じる等、その実力を発揮しました。

巨人入団

2022年10月20日、読売ジャイアンツからドラフト5位指名を受け、11月17日には契約を結びました。契約金は4000万円、推定年俸は800万円で、背番号は58と決まりました。担当スカウトは木佐貫洋です。

巨人時代

2023年シーズンでは、開幕戦に一軍でデビューし、中日ドラゴンズ戦で3者連続三振を奪い、初登板を無失点で飾りました。しかし、その後は苦戦を強いられ、4試合で2回2/3を投げて3失点となり、4月には登録抹消。この間に二軍で調整をし、7月には再登録されます。そして、中日戦で初勝利を飾るなど、シーズンを通じて36試合に登板し3勝1敗8ホールド、2.70の防御率を記録しました。

投手としての特性

船迫の投球スタイルはサイドスローであり、高校2年生の際に監督のアドバイスを受けてこのスタイルに転向しました。彼のストレートは最速で150km/h、スライダーも曲がりが大きく、力強いピッチングを特徴としています。また、元東京ヤクルトスワローズの林昌勇を参考にしながら技術を磨いてきました。

人物

船迫は「バサマ」と呼ばれ、珍しい名字である「船迫」を持っています。全国に約660人しかいないこの名前には彼の個性が表れています。幼少期から巨人ファンであり、特に上原浩治選手への憧れが強いことも彼の野球人生に影響を与えています。26歳でのドラフト指名は、球団史上、年齢的に最も遅いものであることも注目されています。

まとめ

船迫大雅選手は、今後の活躍が期待される若手投手としてプロ野球界に新たな風を吹かせています。彼の成長と共に多くのファンがその投球に期待を寄せていることでしょう。

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