芦澤竜誠

芦澤竜誠：キックボクシングから総合格闘技へ、独自の道を切り開くファイター

芦澤竜誠は、1995年生まれの山梨県出身の総合格闘家、元キックボクサー、そしてラッパーである。数々のタイトルを獲得した華々しいキックボクシングキャリアから、総合格闘技への転向、そして更なる高みを目指す彼の軌跡は、多くの格闘技ファンの心を掴んでいる。

キックボクシングでの活躍

芦澤の格闘技人生は、INNOVATIONで幕を開けた。2014年、スーパーフェザー級タイトルマッチに挑戦するも惜しくも敗北を喫する。しかし、2016年にはフェザー級王座決定戦で勝利し、念願のベルトを手にした。その後、K-1に参戦。フェザー級王座決定トーナメントでは準決勝まで進出する活躍を見せる。K-1では、小澤海斗選手との乱闘騒ぎや、大岩龍矢選手との激闘など、数々のドラマチックな試合を残した。2019年、大岩選手との再戦後、一度は引退を表明するも、2020年には見事な復活を遂げている。

総合格闘技への転向とRIZINでの戦い

K-1での活動を経て、芦澤は総合格闘技への転向を決意する。長年抱えていたK-1のファイトマネーや契約内容への不満、キックボクシングへのマンネリ感が、この決断を後押しした。アメリカでの猛練習を経て、2022年末にRIZINと契約。かねてから対戦を熱望していた皇治選手との試合を経て、2023年4月、RIZIN.41で総合格闘技デビューを果たした。

RIZINでは、皇治選手との対戦を制し、総合格闘家としての道を歩み始める。しかし、総合格闘技デビュー戦で、レスリング世界選手権金メダリストである太田忍選手と対戦し、衝撃的なKO負けを経験する。この敗戦を糧に、更なる成長を誓った芦澤は、2024年7月、超RIZIN.3で皇治選手と総合格闘技ルールで再戦し、判定勝ちを収めた。現在も第一線で戦い続け、今後の活躍にも期待が高まっている。

独特の人物像と多様な活動

芦澤は、リング上での激しい戦いぶりとは対照的に、独特のキャラクターとユーモラスな一面も持ち合わせている。「人を殴って怒られない場所はこの世にない。格闘技は人を殴って褒められる世界だから最高」という彼の言葉は、格闘技への情熱と、独自の哲学を表している。

また、ラッパーとしての活動も行っており、数々の楽曲をリリース。音楽活動を通じて、格闘家としての顔とは異なる一面も垣間見ることができる。AbemaTVの番組出演など、メディア露出も多く、その高い人気を反映している。

未来への展望

芦澤竜誠の格闘技人生は、まだ終わらない。キックボクシングでの輝かしい実績、総合格闘技への挑戦、そしてラッパーとしての活動と、その多様な活動は、これからも多くのファンを魅了し続けるだろう。今後の更なる活躍に期待したい。

獲得タイトル:
第3代INNOVATIONフェザー級王座 (2016年)

ディスコグラフィー (抜粋):
シングル：「ありがとうアンチ (feat. SONOYA)」「ナマズ音頭」「ぶっ飛んだ恋の歌」
EP：「IS OUR LIFE」「Good Life」

出演番組 (抜粋):
格闘代理戦争 (AbemaTV)
芦澤竜誠を殴りたいやつ、大募集 (AbemaTV)
RIZIN公式YouTubeチャンネルでの密着動画、トーク番組出演など

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