菊地吏玖

菊地吏玖（きくち りく）

菊地吏玖は、2000年6月13日生まれで、北海道苫小牧市に出身のプロ野球選手として千葉ロッテマリーンズに所属しています。彼は右投げで左打ち、投手としての能力を高めるため、さまざまな技術を身につけています。

経歴

菊地は、苫小牧市立拓勇小学校2年生の時に野球を始め、その後、拓勇ファイターズでプレーしました。小学校では投手を中心に内野手や外野手、捕手としても経験を積みました。中学時代は苫小牧市立青翔中学校に通い、硬式野球のクラブチーム「苫小牧中央ポニー」に所属。3年生の夏にはジャイアンツカップにも出場しました。

その後、札幌大谷高校に進学し、1年生の春からエースとしてチームを支える活躍をしましたが、同年の夏から2年生の春にかけて右肩の炎症に悩まされ、当分の間はピッチャーとしての登板が叶いませんでした。この期間、彼は野手としてプレーを続け、その後復帰します。3年生の夏には南北海道大会の1回戦で札幌光星高と対戦し、162球を投げきったものの、9失点で敗退し、3年間で甲子園出場は果たせませんでした。

高校を卒業後、専修大学経営学部経営学科に進学し、大学では2年秋からリーグ戦に登板を果たします。4年生の春には最優秀防御率とベストナインの受賞を達成し、ハーレムベースボールウィークの日本代表にも選ばれました。

2022年9月にはプロ志望届を提出し、10月20日のドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから1位指名を受け、11月26日に契約金1億円、年俸1600万円で契約合意しました。背番号は28になり、彼は2024年に苫小牧市の「ふるさと大使」に就任することになります。

選手としての特徴

菊地は、最速152km/hのストレートを投げるピッチャーです。また、ツーシーム、スライダー、カーブ、フォークと多彩な球種を巧みに操ります。彼の投球スタイルには、先発として先行逃げ切りを図る一方、リリーフとしてピンチの際にはギアを上げるという独特のアプローチがあります。特に、先発登板時には計画的なペース配分が目立つ一方で、重要な局面での集中力が際立っています。

主な成績

2023年シーズン終了時の初記録を踏まえると、彼の初登板は2023年8月11日に行われた埼玉西武ライオンズとの試合で、4回4失点（自責点1）で敗戦投手としてのデビューを果たしました。その後、2024年5月6日に初奪三振、8月7日には初ホールドを記録、9月11日には初セーブを達成、そして9月30日に初勝利を手にしました。

背番号と代表歴

現在、菊地は背番号28を背負ってプレーしています。また、2022年にはハーレムベースボールウィークの日本代表に選ばれ、国際舞台での活躍も期待されています。彼の今後の成長と活躍が楽しみです。

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