葉多駅

葉多駅：のどかな田園風景に佇む、神戸電鉄粟生線の駅

兵庫県小野市葉多町に位置する葉多駅（はたえき）は、神戸電鉄粟生線沿線にある駅です。駅番号はKB58。神戸電鉄の管理駅としては最西端に位置し、のどかな田園風景の中に佇む、静かな駅です。

歴史と概要

葉多駅は1952年（昭和27年）、神戸電気鉄道（現・神戸電鉄）による小野駅から粟生駅への路線延伸に伴い開業しました。それから約70年、地域住民や学生の通学路として利用されてきました。単式1面1線のホームを持つ地上駅で、ホームの長さは4両編成に対応しています。駅舎は小野寄りに設置されたプレハブ造りで、コンパクトな造りが特徴です。

無人駅と遠隔システム

葉多駅は無人駅です。しかし、最新の技術を活用し、安全で効率的な運行管理が行われています。駅務遠隔システムが導入されており、センター駅から自動券売機、自動改札機、自動精算機、TVカメラ、インターホン、シャッターなどが遠隔操作されています。そのため、駅員による常駐は無く、構内売店なども設置されていません。

利用状況と周辺環境

2021年度の1日あたりの乗車人員は約101人でした。近年は利用者数の変動が見られますが、安定した利用があります。駅周辺の主な利用客は、近隣にある兵庫県立小野工業高等学校の生徒です。通学時間帯には多くの学生が利用し、活気ある様子が見られます。その他、周辺地域にお住まいの方々の生活の足として利用されています。駅周辺はのどかな田園風景が広がり、自然豊かな環境です。

駅舎とアクセス

シンプルな造りの駅舎は、必要最小限の設備が整えられています。自動券売機や自動改札機が設置されているため、スムーズな乗車が可能です。駅へのアクセスは、近隣の住宅街から徒歩で利用できます。バス路線は通っていないため、自家用車や自転車での利用が便利です。

隣の駅

葉多駅は、小野駅と粟生駅の中間に位置しています。

神戸電鉄粟生線
小野駅 (KB57)
葉多駅 (KB58)
粟生駅 (KB59)

まとめ

葉多駅は、規模は小さいながらも、地域に密着した重要な役割を担う駅です。無人駅でありながら、遠隔システムによる安全管理と、自動化された設備により利便性が確保されています。静かな田園風景の中に佇む葉多駅は、利用者にとって、穏やかな気持ちになれる場所と言えるでしょう。周辺環境と合わせて、地域社会に貢献する、小さなながらも重要な駅です。

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